紫陽花の微笑
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『紫陽花の微笑』
明鏡ゆらぎ
明 け 方 の 雨 の 残 り
紫 陽 花 達 の 弾 け る 笑 顔
バ ス を 待 つ 束 の 間 の 時
携 帯 の カ メ ラ そ っ と 向 け て み る
音 な く 笑 う 白 や 黄 色 が
純 粋 で
レ ン ズ 越 し 届 く 微 笑 声 が
沁 み 込 ん で く る
車 だ ら け の 街 で 愚 痴 も 零 さ ず
注 ぐ 雨 に 直 向 に 揺 れ る 君 を 謡 う
バ ス に 乗 り 揺 れ る 景 色 に
雨 粒 達 が 窓 に 線 を 描 く
滲 む 景 色 に 揺 れ る 信 号 灯 と
ブ レ ー キ ラ イ ト ま で ど こ と な く ・・・・
ど こ と な く 優 し い な ぁ 。
ココロノミミ
。
公園で遊んでいる
とても小さな子供達が
無邪気に放った何気ないコトバが
いつかの 全く違う場面で活かされる
喫茶店で聴こえた老夫婦の会話の一節が
さっきまで 心の中で纏らなかったモノゴトを
一瞬で繋ぎ合わせてくれる
心の耳。
活学問。
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ポストカード
。
『ポストカード』
明鏡ゆらぎ
風が吹いた
遥か昔 明日の午後
風が運んだ
数年前 明日の薫り
いつも ふとした時に
僕を驚かせてばかり―
気まぐれだから
すぅーっと 僕に染み込んでくる・・・
記憶に先を越された僕は
いつも あっけないほど
これから創っていく思い出に
武者震いしてるよ
偶然 通り過ぎていった
さっきの午後 ひとつにさえ
色んな薫りが染み込んでいて
次はどんな風に僕を困らせるのかな
なんて 楽しみにしてしまうよ
僕に届いた
風のポストカード 裏は真っ白で
これから描いていくから
メッセージはまだなかった
これからの楽しみ染み込ませて
また風に託して送る
いつの日か
どこかで届くだろうなんて
気まぐれな切手をつけて
いつか送った僕自身に
また驚く僕が居る
気まぐれ 風のポストカード―。
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『ポストカード』
明鏡ゆらぎ
風が吹いた
遥か昔 明日の午後
風が運んだ
数年前 明日の薫り
いつも ふとした時に
僕を驚かせてばかり―
気まぐれだから
すぅーっと 僕に染み込んでくる・・・
記憶に先を越された僕は
いつも あっけないほど
これから創っていく思い出に
武者震いしてるよ
偶然 通り過ぎていった
さっきの午後 ひとつにさえ
色んな薫りが染み込んでいて
次はどんな風に僕を困らせるのかな
なんて 楽しみにしてしまうよ
僕に届いた
風のポストカード 裏は真っ白で
これから描いていくから
メッセージはまだなかった
これからの楽しみ染み込ませて
また風に託して送る
いつの日か
どこかで届くだろうなんて
気まぐれな切手をつけて
いつか送った僕自身に
また驚く僕が居る
気まぐれ 風のポストカード―。
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大地の想い
。
『大地の想い』
明鏡ゆらぎ
果てし無く続く荒野に
ひとりの男
何処からともなくやってきた
片手にシャベル
それだけしかない名前も
誰かも分からない
土を掘る
ひたすら土を掘る
そんな彼の姿を 村人旅人は皆 笑っていた
途方もなく 時が 流れて
彼はずっと 掘り続けた
ある時 生き疲れた青年が
ふと彼の近くを通りかかり
この人 何かを悟った尊い人なんだ
そう思い込んだらしい そして
青年は彼の横で 土を掘りだした
ひたすら土を掘る
いつのまにか その数は増え
荒野の至るところ 彼を崇拝する人達
訳も分からず ただ土を掘る
ひたすら土を掘る
その異様な光景は 彼方
荒野の果てまで広がっていた
彼等はひたすら土を掘る
数年後 彼は突然動きを止めた
みんなが驚き 彼のもとへ 彼を囲む数千の人
彼から零れた コトバ ひとつ
「・・・・・もういいか。」
ただそれだけ残し 彼は立ち去った
彼が土を掘り続けた理由
誰もとうとう聞くことはなかったけれど
あまりの時間がそれを求めなくさせていた
残された人達は 皆シャベルを置き
疎らにその場から それぞれへ帰って行く
帰路途中 誰も気がついた
掘り続けた時間 沢山考えたこと
色んなコトを沢山考えていた
過去 未来 友人 故人・・・
そしていつのまにか 自分を見つめていたことに。
数百年後・・・・・
荒野は無くなっていた
そこは 草原になった
草原は風を生んだ
風は雲を連れてきた
雲は水を運び
草原はいつか 森林へとなっていく
鳥達は歌い 動物の親子が戯れる
緑の地となり
とうとう大地は呼吸を始めた。
理由は無かった
確かに初めから無かったんだよ。
彼にも 彼等にも。
でも
確かに あったのだろう。
大地には 理由が 確かに……あったんだ。
その時彼と彼等は
たまたま人だった……そして自然の類。
遠い遠い遥か未来の今では
神様と呼ばれているらしい。
。
『大地の想い』
明鏡ゆらぎ
果てし無く続く荒野に
ひとりの男
何処からともなくやってきた
片手にシャベル
それだけしかない名前も
誰かも分からない
土を掘る
ひたすら土を掘る
そんな彼の姿を 村人旅人は皆 笑っていた
途方もなく 時が 流れて
彼はずっと 掘り続けた
ある時 生き疲れた青年が
ふと彼の近くを通りかかり
この人 何かを悟った尊い人なんだ
そう思い込んだらしい そして
青年は彼の横で 土を掘りだした
ひたすら土を掘る
いつのまにか その数は増え
荒野の至るところ 彼を崇拝する人達
訳も分からず ただ土を掘る
ひたすら土を掘る
その異様な光景は 彼方
荒野の果てまで広がっていた
彼等はひたすら土を掘る
数年後 彼は突然動きを止めた
みんなが驚き 彼のもとへ 彼を囲む数千の人
彼から零れた コトバ ひとつ
「・・・・・もういいか。」
ただそれだけ残し 彼は立ち去った
彼が土を掘り続けた理由
誰もとうとう聞くことはなかったけれど
あまりの時間がそれを求めなくさせていた
残された人達は 皆シャベルを置き
疎らにその場から それぞれへ帰って行く
帰路途中 誰も気がついた
掘り続けた時間 沢山考えたこと
色んなコトを沢山考えていた
過去 未来 友人 故人・・・
そしていつのまにか 自分を見つめていたことに。
数百年後・・・・・
荒野は無くなっていた
そこは 草原になった
草原は風を生んだ
風は雲を連れてきた
雲は水を運び
草原はいつか 森林へとなっていく
鳥達は歌い 動物の親子が戯れる
緑の地となり
とうとう大地は呼吸を始めた。
理由は無かった
確かに初めから無かったんだよ。
彼にも 彼等にも。
でも
確かに あったのだろう。
大地には 理由が 確かに……あったんだ。
その時彼と彼等は
たまたま人だった……そして自然の類。
遠い遠い遥か未来の今では
神様と呼ばれているらしい。
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