魂も肉体も神の僕(しもべ)です。
魂の宿である肉体には一定の必需品があり、一定の手入れが必要であり、一定の義務があります。
肉体には太陽光線が必要であり、空気が必要であり、着るものと食べるものが必要です。
それを得るためにはお金が必要です。
そのことは私たち霊もよく知っています。
しかし次のこともよく知っています。
魂も肉体も神の僕と言いましたが、両者について言えば、魂が主人であり肉体はその主人に仕える僕です。
それを逆に考えることは、大きな間違いです。
あなた方人間も本質的に霊なのです。
それが人間が潜在的に神性を宿していると言われる理由です。
つまり神をミニチュアの形で宿していることになります。
宇宙という大生命体を機能させている、偉大な創造原理が、あなた方一人一人にも宿っているのです。
意識をもった存在として生をうけたことが、神的属性の全てが内部に宿っていることを意味します。
全生命を創造し、宇宙のありとあらゆる活動を維持している力が、あなた方にも宿っていて、その無限の貯蔵庫から必要なものを引き出すことが出来るのです。
そのためには平静さが必要です。
どんな事態にあっても、心を常に平静に保てるようになれば、その無限のエネルギーが湧き出てきます。
それは霊的なものですから、あなたが直面する、どんな困難、どんな問題も克服することが出来ます。
それに加えて、背後霊の愛と導きがあります。
困難が生じた時は、平静な受け身の心になるよう努力することです。
そうすればあなた自身の貯蔵庫から、まだ十分には開発されていなくても、必要な回答が湧き出てきます。
きっと得られます。
私たちはみな進化の過程にある以上、その時のあなたの発達程度によっては、十分なものが得られないことがあります。
が、その場合もまた慌てずに援助を待つことです。
今度は背後霊が何とかしてくれます。