せっかちと短気はいけません。
せっかくの目的を台なしにします。
内部から援助してくれる力は、静穏な環境を必要とします。
物事には一つの枠、つまりパターンがあり、そのパターンに沿って法則が働きます。
神も、自ら定めた法則の枠から外れて働くことは出来ないのです。
指導と援助を求める時は、それなりの条件を整えなくてはいけません。
そのためには、それまでの経験を活用しなくてはいけません。
それが魂にとっての唯一の財産なのです。
そして自分に生命を授けてくれた力が、きっと支えてくれるという自信を持つことです。
あなたはその力の一部なのであり、あなたの魂に内在しているのです。
正しい条件さえ整えば、その神性は神からの財産として、あなたに人生の闘いを生き抜くための、あらゆる武器を用意してくれます。
せっかちと短気は、その自由闊達な神性のほとばしりの障害となるのです。
故に、あなた方は常にリラックスし、受け身的で穏やかで平静で、しかも奥に自信を秘めた状態であらねばなりません。
その状態にある限り万事がうまくいき、必要とするもの全てが施されるとの確信を持たなければいけません。
安易な人生からは価値あるものは得られません。
困難な人生からのみ得られるのです。
神は決してあなた方を見捨てません。
見捨てるのはあなた方の方です。
あなた方が神を見捨てているのです。
困難に直面した時、その神の財産を結集し、必ず道は開けるのだという自信を持つことです。
不動の信念を持てば必ず開かれます。
これはすでに私たち霊が、何年にも渡って説いてきたことです。
真実だからです。
実践してみれば、その通りであることを知ります。
物質は霊(魂)の僕(しもべ)です。
霊は物質の僕ではないのです。
身体がひとりでに呼吸し動いているのではありません。
霊がいなかったら、身体は生きておれません。
現に、霊が去れば身体は朽ち果てるのみです。