問題はスタートの時点の心構えにあった | シルバーバーチの霊訓より

シルバーバーチの霊訓より

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一 たとえば脳神経に異常をきたして、ノイローゼのような形で自殺したとします。
霊界へ行けば、脳がありませんから正常に戻ります。
この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか?

「話をそういう風にもって来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。

答え方次第では、私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に、口実を与えていることになりかねないからです。

もちろん私には、そんなつもりは毛頭ありません。

今のご質問でも、確かに結果的に見れば、ノイローゼ気味になって自殺するケースはありますが、そういう事態に至るまでの経過を正直に反省してみると、そのスタートの時点で、 “責任からの逃避” の心理が働いていたのです。

もしも、その人が何かにつまずいた時点で “自分は間違っていた。やり直そう。そのためにどんな責めを受けても、最後まで責任を全うしよう” と覚悟を決めていたら、不幸をつぼみのうちに摘み取ることが出来ていたはずです。

ところが人間は窮地に陥ると、つい姑息な手段に出ようとするものです。

それが事態を大きくしてしまうのです。

そこで神経的に参ってしまって、正常な判断力が失われていきます。

ついにはノイローゼ気味となり、自分で自分が分からなくなります。

問題はスタートの時点の心構えにあったのです。」