40数年の人生の中で、たった一度だけ。
おとんがあの世に行ってもうて、地元に帰って、葬式やら自営していた会社関係の事とか、色々と道筋つけて、北海道に戻ったその日の夜。小さい頃からあんま話したこともないおとんとの少ない思い出を振り返りながら、知らんうちに眠りについたんだろうが、
夜中の2時ぐらいか・・急に眼が覚めて、パッと目を開いたら、壁からたくさん、真っ白い手とか腕とかが出てきて、「なんやこれ!!」と叫んでるつもりが、声が出ず。そうしてるうちに、体もパッキパキに固まったことを覚えてる。「なんやかかってこんかい!!」と強がって心の中で叫んでるけど、声が出ない。18歳の頃に見たおとんの顔が出てきて(笑顔と真顔の2パターン)
そうこうしてるうちに、体の固まりがフッと消えてった。
当時、横にいた元彼女さんは、何が起こっているのか分からない様子で、ずっと声かけてくれていたことも聞こえるし、見えてるんだけど、声が出ない。
後から、犬が威嚇してるみたいに、ずっとヴヴヴ~ガウガウ言ってたけど・・犬と戦ってたの?と言われた。