TripleFi.10用交換イヤホンケーブルを作成 | さささっのブログ

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こんばんは。さささっです。

昨日は秋葉原に行き、高専電気電子工学科の同級生と部品購入などに回りました。私はイヤホンリケーブルの材料揃えもあって、ちょうど揃いましたので作成といたします。

先日購入したUltimteEars製の自作リケーブル!!ぅぇぃ!!

では早速部品です。

1.プラグ
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オヤイデ電気製P-3.5GLH4 と画像にはないですがP-3.5GH4

秋葉原の有名なイヤホン/ヘッドフォンショップ e☆イヤホン さんで購入いたしました。この型番、穴のサイズが4mmのものでして、知っている限りではオヤイデ電気本社とe☆イヤホンさんでしか扱っていない模様です。680円でした。

2.ケーブル

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こちらもオヤイデ電気製。型番HPC-26T となります。オヤイデ電気本店のみの扱いらしいです。504円/mで、依頼の作成と予備としての保存用で使うことを考え4m、約2000円分を購入しました。

PCOCC-Aケーブルとなります。型番通りAWG26サイズの芯に撚り戦シールドです。イヤホンケーブルには非常に良い太さとおもいます。(オヤイデ電気からHPC-UE なるUltimateEars用ケーブルが存在します。こちらはAWG23のケーブルのようですが、太く重いとのことでした。そもそもこちらはケーブル単体販売ありませんが)

3.コネクタ
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海外品です。feketerigo さんで購入いたしました。型番不明です→ リンク

こちらはD-Subピンなどで作れるとのことでしたが、耐久性などの観点もふまえしっかりと規格にあったものを購入することにしました。(この点、SEシリーズなどの汎用規格端子のものは安くていいんでしょうけれどね…)

720円です。依頼品含めるので2つ購入。送料は180円でした。

では、制作にとりかかりましょう。まずはイヤホンプラグの作成です。

取り外し
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↑UltimateEarsのこのイヤホンの特徴、ケーブル取り外せる!

ジャック
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↑このような様子です。

通常プラグは先にカバーを通さないと大変なことになりますが、今回は先にこちらから始めてしまうのでカバーはあとから行けますね。

ケーブル
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好みの長さ(今回はオリジナルと同じ約120cm)に切ったHPC-26Tをこのようにします。3.5mmジャックの内部の形状からして、このように片方を短くして10mm程度割きます。


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剥ぎます。シールド線がまかれています。このケーブル、切った感覚がない(この感じの素材がいいところなんですが)のでシールド線を間違えて切らないように気をつけます。今回は成功しましたが数本切ってしまった場合にはケーブルを切り取ってやり直したほうがよさそうですね。

なお、ワイヤーストリッパーには向かない素材ですのでカッターで切り込みを入れて剥ぐ感じがベストだと思います。


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画像わかりにくいですが、シールド線をそれぞれまとめます。そして、青と白の線がでてきました。

どちらでも良いのですが、今回は短い方の白が右側の音声の+にあたることとなりました。

シールドはんだ
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↑シールド線をはんだつけします。

ここで位置を決めます。この状態で青と白の線がぴったりジャック内部の端子につくように。なお、この時点で青と白の線はそれぞれ1-2mmほど剥いでメッキはんだを行なっています。

このあとジャックにも予備ハンダを少々加え、つけることになります。

予備ハンダ
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作業は手早く、正確に。I型はんだこてがよさそうですが私はC型はんだこてを使っています。しっかりと暖めないとはんだがジャックについてくれませんが、やりすぎるとプラスチックパーツ系から溶けていくので要注意です。(それでもオヤイデのパーツは熱に強いですがね)

オヤイデ電気のホームページにも注意書きありますが、プラグは上から右チャンネル、次に左チャンネルの順なので注意してください。

半田付け完了
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綺麗にできたと思います。修正がひつようならここでやります。また、金属部分でカシメをやります。ここを怠ると誤ってケーブルを引っ張ってしまった場合に内部のはんだがいたんで最悪断線しますので。

熱圧縮チューブ
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↑かぶせます。本来ならジャック取り付け前に入れて置かなければなりませんが、今回は後ろがまだ組み上がっていない状態なので問題ありません。熱圧縮チューブは今後多様しますが、全部ダイソーで揃えたものです。品質、見た目ともに問題ありません。(というかこんなものホームセンターで100円程度から買えますしね)

絶縁されてショートの危険性が減るのはもちろん、強度アップや対ノイズ性の面で良さそうです。安い加工なのでぜひやりましょう。


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熱してフィットさせます。

カバー
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カバーを通します。オヤイデ電気のものはさすが、かっこいいです。300円程度でも同じような金メッキの金属カバーのものは買えますが、私はいつも安心のオヤイデを選んでいます。

そしてこのジャックの特徴
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通常はジャックの最後の部分が6mmであるこのP-3.5シリーズですがこれは特別な端末が4mmのものですので、このケーブルにピッタリです。熱圧縮チューブを少しだしてやろうと思っていたのですが、そんな余裕もありません(笑)

比較
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左が純正右が今回の

ごついですがかっこいいです。ケーブルの太さの違いもわかると思います。

分岐点
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カッターで必要分切り込みをいれて割いていきます。もちろんですが、このままにするとまず間違えなく分岐部分が広がって大変なことになるでしょう。

そこで、熱圧縮チューブを使って分岐点を作成します。


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このような各径の熱圧縮チューブを切ります


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このようにまず3つのパーツをつなげます。

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ここで熱圧縮させます。


次に大きいものをかぶせます


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これで最終的にカバーをします。

すると上部な分岐部が出来上がりました
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熱圧縮させるとどうしてもてかてかするので、サンドメッシュでつや消し(笑)加工しました。適度にやすって手作り感をなくします。

ここまでしっかりと分岐部加工すれば多少強く引っ張っても問題ないでしょう。


耳部分

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このケーブル、予定では純正と同じように針金を入れる予定でしたが、ケーブル自体が記憶形状になってくれるものでしたので、ケーブルなしでいくこととします。

コネクタ
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740円もするコネクタパーツです。小さいですが。金属カバーがかっこいいですね。

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ueのマークが入っています。L/Rも記載もあるのでわかりやすいです。


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シールド部と中の線を少しだけ剥ぎます。やり過ぎると強度的にも問題あるので注意します。

そして必ずコネクタカバーを先に通します

↑これかなり重要な

極性はジャック側でどちらが左か右かはわかっているはずなので気をつけて通します。心配ならテスターなどで導通チェックするとよいでしょう。


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今回はカバーに加えて熱圧縮チューブも先に通しました。後ほど使います。


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細かい作業となります。メッキはんだを行います。


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はんだつけします。間隔は2mmしかなく、シールド側の線は太いので隣の端子に接触のないよう十分に気をつけてはんだつけします。気にして外側につけると次はカバーが閉まらなくなりますので、その点も注意が必要です。それに加えてプラスチックパーツや線を痛めないよう素早いはんだ作業を必要とします。

なにかしらの工具に挟むなどしてやることをおすすめします。

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導通チェックをしたら先にとおしてあった熱圧縮チューブを通して圧縮させます。

この圧縮チューブ、長すぎるとSHUREがけする際に上方向に飛び出てしまうので、必要最低限の長さにします。

ここまで来ればもう終わりです。最後にカバーをかぶせて終わりです。なお、イヤホン側の端子極性に関してはe☆イヤホンの自作イヤホンケーブルのページに記載ありましたので参考とさせていただきました。

【やってみた】10Proの自作ケーブルを作ってみよう!


それでは装着した画像を貼ります
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いいですね^^

金属コネクタが良いアクセントとなっています。

音質は…これが予想外なほど印象かわったんですね。

とりあえず低音がつよくなりました。まずここで高音が潰れるのでないかと心配しましたが、そんなことはありませんでした。高音透き通っています。潰れてなんかいません。

分離度がはっきりして迫力が少々ました感覚です。BA型の良いところをしっかり生かせています。

ここまでの変化がでるとは思わなかったので驚きでした。良い制作でした(まあ約2500円ほどかかっているんだからね!)

ちなみに...。このケーブルを使用すると最小回転半径がでかくなっていましますので、純正ケースに入れるのは大変困難となります。

私は
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これ
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いつか日産でもらったデジカメ用ケースに入れています。余裕があるのでゆとりをもって入れることができますし、衝撃にも耐えられそうです。

ではでは(^^)