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ザ・米国臨床検査技師のブログ

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読み書きができない人のことを、文盲といいますよね。今の日本やアメリカでこういった人が存在するのかは不明。だから、ほとんど使わない単語ですよね。

 

学生で研修をしていた頃。ある病院で、英語ができないお父さんが、病気の子どもを連れて駆け込んできたことがありました。お父さんは、自分の母国語でさえ文盲だったとか。子どものの病歴など、ほとんど理解していなかったそうです。

 

私は一度だけ、読み書きができないらしい患者さんの検査をしました。

 

検査の最後のあたりで、患者さんご本人に

「右利きですか、左利きですか?」

と聞くのが私のきまりです。スペイン語の場合、

 

Escribe con la mano derecha o izquierda?

(字を書くのは右手ですか、左手ですか?)

 

と聞いているのです。するとご家族の方が、彼女は学校に行っていないから読み書きができないと言ったのです。ちょっとショックでした。大家族で、年下の弟妹の世話をしていたそうですが、この患者さんはそもそも勉強が嫌いだったそうです。

 

文盲とは英語で、illiterate

He is illiterate.  彼は読み書きができない。

 

あっ、思い出した。最近では、リテラシー(literacy)という言葉は使いますね。コンピューターリテラシーとか。つまりコンピューターに精通しているという。

 

 

心停止の患者さんが運ばれてくると、緊張します。

 

集中治療室(英語では Intensive care unit で、略して ICU)

へ運ばれ、多くの線につながれます。少し落ち着くと、私の出番がきます。

 

患者さんの脳を休めるために、わざと体温を下げるのです。

これを、英語で「hypothermia treatment」といいます。日本語では、低体温療法でしょうか。

 

この際、脳波検査を連続して行います。そのため、電極を特殊なノリで固定し、さらに頭を包帯でぐるぐる巻きに。

 

therapeutic hypothermia ...

 

患者さんのご家族がそばにいる中、こういったセットアップをする際には緊張感がただよいます。

 

ちなみに、心肺蘇生法(英語では、cardiopulmonary resuscitation、略して CPR)ですが、私たちは二年ごとに更新しています。こども病院では、院内に練習用のマネキンがありました。

 

さて心停止ですが、英語では

 

cardiac arrest

 

と表現します。

 

心肺停止なら、

 

cardiopulmonary arrest

 

となるようです。

 

医師に診てもらうとき、救急車で運ばれてしまった場合。自分の症状、なぜ病院に来たのか、これまでどのような病気になったり手術を受けたのか。現在、服用している薬はあるのか。そして、親族の病歴。

 

こういった情報は、完璧とはいかなくても、ある程度把握しておくといいですよね。

 

私は健康であり、これまで大きな病気をしたことはありません。マルチビタミンをとっているだけです。ただ、ここ数か月間に食欲がなくて体重が5キロほど落ちました。すぐに息切れするようになりました。母方の祖父は胃癌で死亡。父方の祖母は糖尿病と高血圧でした。

 

こんな感じでいいのでは? 

 

病院には様々な患者さんが来院なされます。自分の病状を、ほとんど把握なさっていない方も。

 

「これまでの病歴は?」

 

「????」

 

こういう方のことを、こう表現しています。

 

Patient is a poor historian.

 

直訳すると、「患者は歴史が苦手のようだ」みたいな感じ? 要するに、「病歴をよく理解していない」ということでしょう。

 

こうならないように、できるだけ自分のことは把握しましょう。