"Grown-Up Christmas List" —— 今こそ聴いて欲しいクリスマス・ソング | Down to the river......

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このブログでは、毎年「クリスマス・イヴ」には「クリスマス・ソング」をご紹介して来ましたが、振り返るとここ最近は同じ曲、「Grown-Up Christmas List (または "My Grown-Up Christmas List")」ばかりでした。



【関連エントリー】

◆ Grown-Up Christmas List - David Foster|Down to the river......


◆ りらんサンタ、Christmas Songs..., "Same Old Lang Syne"|Down to the river......


◆ "Grown-Up Christmas List" —— 大人に聴いて欲しいクリスマス・ソング|Down to the river......




そもそも、僕の心に残る「クリスマス・ソング」は少ないので、まあ所謂「品(ネタ)切れ」状態でもあったためです(苦笑)。

で今回も相も変わらず「Grown-Up Christmas List (または "My Grown-Up Christmas List")」をご紹介します(^^;。





年の瀬に2013年を振り返ると、特に年の後半は「特定秘密保護法」の成立を初め、僕にとっては良くない1年でした。

いや、『ニューヨーク・タイムズ』紙の言葉を借りれば、日本にとって世界の潮流に逆行する「危険な時代錯誤ぶり (Dangerous Anachronism)」が目立ち始めた1年だと表現しても良いでしょう。

この傾向は更に加速され、来年早々(1月24日?)に招集される通常国会では、自由な社会活動を萎縮させる「共謀罪法案」や、「集団的自衛権」の行使も可能となる「国家安全保障基本法案」が上程され、特定秘密保護法のように強行採決(?)されると見られています。




安倍政権スケジュール




更に選挙がない再来年(2015年)までには、憲法9条(戦争放棄)を骨抜きにする「集団的自衛権の行使を容認」する「解釈改憲」をしたい意向だと伝えられています。

忘れてはいけないのが、戦争行使の理由(大義名分)です。

世界の過去の戦争勃発の事例を踏まえると、戦争行使の理由は大きく分けて2つあります。

個別的自衛権」の行使と、「集団的自衛権」の行使の2つです。

あの太平洋戦争の理由も「自衛権の行使(自衛のための戦争)」だったことを、日本人は決して忘れてはなりません。

つまりアベ・ラディン首相は国政選挙のない3年間で、日本を「実際に戦争の出来る国」にしようと、着々と法整備を進めているのです。

美しい国=戦争できる国」、または「野蛮=美しい」という倒錯した価値観に囚われているのが、アベ・ラディン首相の思考回路の実態なのでしょう……(>_<)。





来年以降の日本のことを考えると、落ち込んでしまいます。

アベ・ラディンという美的感覚のない人物を首相に選んだ国民が一番悪いのだ——と思っても気が晴れることは一切ありません。

そこで、世界中の全ての人たちに「本来あるべき美しさ」の原点を思い出して欲しいので、今年も「Grown-Up Christmas List (または "My Grown-Up Christmas List")」をご紹介したいと思います。



作曲は「デイヴィッド・フォスター (David Foster)」、作詞は当時の彼の公私ともにパートナーだった「Linda Thompson-Jenner」による 1990年の作品です。

2人のコンビの作品の中で代表曲と言えば、「ホイットニー・ヒューストン (Whitney Houston)」が歌った「I Have Nothing」が知名度においても抜きん出ているのですが、芸術性を考えると、この曲の方が「名曲」だと僕は思っています。

特に世界に向けたメッセージ性のある歌詞が、聴き手の心を揺さぶる力があります。

オリジナルのヴォーカリストはあのナタリー・コール (Natalie Cole)」です。




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DAVID FOSTER & NATALIE COLE - GROWN UP CHRISTMAS LIST






Grown-Up Christmas List
Music by David Foster
Lyrics by Linda Thompson-Jenner


Do you remember me
I sat upon your knee
I wrote to you
With childhood fantasies

Well, I'm all grown up now
Can you still help somehow
I'm not a child
But my heart still can dream

So here's my lifelong wish
My grown-up Christmas list
Not for myself
But for a world in need

No more lives torn apart
That wars would never start
And time would heal all hearts
Every man would have a friend
That right would always win
And love would never end
This is my grown-up
Christmas list

What is this illusion called
The innocence of youth
Maybe only in their blind belief
Can we ever find the truth

There'd be no more lives torn apart
And wars would never start
And time would heal all hearts
Every man would have a friend
And right would always win
And love would never end
This is my grown-up Christmas list
This is my only lifelong wish
This is my grown-up Christmas list
Hoo---, hoo--


私を覚えていますか
あなたの膝の上で
書き連ねたものよ
子供らしい夢を…

今では私もすっかり大人になりました
だけど変わらず 力になってくれますか
もう子供ではないけれど
私の心はまだ夢を忘れていない

これは私の一生のお願い
大人になった私のクリスマスの願い
私自身のためではなく
救いを求める世の中のために

もうこれ以上命が引き裂かれませんように
戦争が決して起こりませんように
時がすべての心を癒してくれますように
みんなに友達ができますように
正義が必ず勝ちますように
愛が消えることのありませんように
これが大人になった私のクリスマスの願い

こんな幻想を人はなんと呼ぶのでしょうか
若いがゆえの無邪気さ?
やみくもに信じるしか 道はないのかもしれない
私たちに 真実は見つけられるでしょうか?

もうこれ以上命が引き裂かれませんように
戦争が決して起こりませんように
時がすべての心を癒してくれますように
みんなに友達ができますように
正義が必ず勝ちますように
愛が消えることのありませんように
これが大人になった私のクリスマスの願い
これが私の一生のお願い
これが大人になった私のクリスマスの願い








以前のエントリーでも言及しましたが、この「Grown-Up Christmas List (または "My Grown-Up Christmas List")」はその後数々のアーティストによってカヴァーされ続けています。

最後の「おまけ」として、そのカヴァー曲のいくつかを以下に列挙します。




Amy Grant Grown Up Christmas List Legenda






Kelly Clarkson - My Grown Up Christmas List






CHARICE PEMPENGCO: My Grown up Christmas List at Rockefeller





Merry Christmasドキドキ