そのこととは直接関係はありませんが、導入部分として次の話題から——。
この週刊朝日事件については、記事も読んでいないし、橋下市長の言い分もよく知りません(政治問題ではないので、知りたいとも思わない)。
だからこの動画の所々に誤解があるのかもしれませんが、そういう部分的な事実関係の真偽以上に、「〝橋下徹〟という政治家の政治手法の本質」を「マツコ・デラックス」さんが鋭く指摘していることに感心しました。
橋下さんって、東京都民の僕から見て、何か大きな政策を実現したという印象が殆どなく、やたらと威勢の良い他者への批判を繰り返しているだけように感じて来たからです。
マスコミの情報操作によって、実体とは違う彼への印象が刷り込まれているのかもしれませんが……(^^;。
それでも、前都知事の「暴走老人」と同様に、マスコミを通して威勢の良い体制批判を国民に向けて発信しているのは間違いありません。
「悪党の最後の砦は愛国者」という言葉があるように、この手の国民の感情を煽るタイプの政治家には、昔から警戒心を持って来ました。
「何か問題提起をし、国民に二者択一の選択を迫る」このような手法は、〝短絡的な二元論〟では解決できない社会問題に対する「焦点ぼかし」の詭弁とも思えるんですよね。
世界の文学や映画等の芸術作品を、多少なりともその人なりに真剣に考えれば、人間社会の殆どのことは「単純な二元論では解決できない(割り切れない)」ことばかりであることは、誰でも理解出来るはずですからね。
だから、今回の総選挙で日本維新の会の政策がブレたことも、ある意味で当然のことのように僕は考えています。
今回の総選挙では、中国や韓国との領有権問題も争点化されたので、威勢の良い言葉でナショナリズムを煽られて投票した方も少なくないのでは、と危惧しております。
世界人として、理性のある大人として、少し冷静になって考えてもらいたい思いもあるので、今回は次のクリスマス・ソングをご紹介したいと思います(再掲載です)。
その曲は、ゲスト・ヴォーカリストとして「ナタリー・コール (Natalie Cole)」を起用した「Grown-Up Christmas List」——。
作曲は「デイヴィッド・フォスター (David Foster)」、作詞は当時の彼の公私ともにパートナーだった「Linda Thompson-Jenner」による 1990年の作品です。
2人のコンビの作品の中で代表曲と言えば、「ホイットニー・ヒューストン (Whitney Houston)」が歌った「I Have Nothing」が知名度においても抜きん出ているのですが、芸術性を考えると、この曲の方が「名曲」だと僕は思っています。
特に世界に向けたメッセージ性のある歌詞が、聴き手の心を揺さぶる力があります。
今は第二次世界大戦の頃の、帝国主義で強国が覇権を争っていた「野蛮な時代」とは違うはずです。
「国を治める」とは、本来どうあるべきことなのか?
それは、既存の政治家はもとより、国民(世界市民)の一人ひとりが、現代の大人に相応しい理性を持って考えて欲しい問題だと、この曲を聴く度に感じます。
❝"Grown-Up Christmas List"
Music by David Foster / Lyrics by Linda Thompson-Jenner
Do you remember me
I sat upon your knee
I wrote to you
With childhood fantasies
Well, I'm all grown up now
Can you still help somehow
I'm not a child
But my heart still can dream
So here's my lifelong wish
My grown-up Christmas list
Not for myself
But for a world in need
No more lives torn apart
That wars would never start
And time would heal all hearts
Every man would have a friend
That right would always win
And love would never end
This is my grown-up
Christmas list
What is this illusion called
The innocence of youth
Maybe only in their blind belief
Can we ever find the truth
There'd be no more lives torn apart
And wars would never start
And time would heal all hearts
Every man would have a friend
And right would always win
And love would never end
This is my grown-up Christmas list
This is my only lifelong wish
This is my grown-up Christmas list
Hoo---, hoo--
私を覚えていますか
あなたの膝の上で
書き連ねたものよ
子供らしい夢を…
今では私もすっかり大人になりました
だけど変わらず 力になってくれますか
もう子供ではないけれど
私の心はまだ夢を忘れていない
これは私の一生のお願い
大人になった私のクリスマスの願い
私自身のためではなく
救いを求める世の中のために
もうこれ以上命が引き裂かれませんように
戦争が決して起こりませんように
時がすべての心を癒してくれますように
みんなに友達ができますように
正義が必ず勝ちますように
愛が消えることのありませんように
これが大人になった私のクリスマスの願い
こんな幻想を人はなんと呼ぶのでしょうか
若いがゆえの無邪気さ?
やみくもに信じるしか 道はないのかもしれない
私たちに 真実は見つけられるでしょうか?
もうこれ以上命が引き裂かれませんように
戦争が決して起こりませんように
時がすべての心を癒してくれますように
みんなに友達ができますように
正義が必ず勝ちますように
愛が消えることのありませんように
これが大人になった私のクリスマスの願い
これが私の一生のお願い
これが大人になった私のクリスマスの願い❞
この曲は名曲であるが故に、これまでにも数々の歌手によって歌われ続けています。
そこで最後の「おまけ」として、現在のデイヴィッド・フォスターの「歌姫」と言っても良い「シャリース (Charice)」が、この曲でデイヴィッド・フォスターと共演したライブ映像をご紹介します。