2022年9月10日(土)

今回の旅は久々の中国地方。広島からかつて芸備線、木次線を経由して陰陽を結んだ急行ちどりに近いルートで山陽の広島から山陰の安来へ向かおう。もともと米子を目指して計画したが、帰りにスーパーはくとの前面展望席が取れたので接続の関係で安来駅までとした。

今日は賑やかな広島駅のバスターミナルからスタートだ。

1.広島交通(大林)
南原線
祇園、古市経由研修センター行
広島200か2228
広島駅→可部駅前(440円)
10時10分〜11時05分

さて今回のトップランナーは広島交通だ。安佐北区方面には多数の便が運行されているが、広島交通が一番本数が多い。
駅から乗車したのは自分ともう一人だけ。可部までは15分間隔くらいだがなんとも寂しい。
広島バスセンターに寄るがここでも乗車は少なかった。ベッドタウンへの通勤路線なのだろう。
市電の終点の市街地を過ぎると、国道183号線を北上する。可部線と芸備線の間あたりだ。
通行量は多いが、片側二車線の広い道なので渋滞にはならなかった。
途中の先月天満屋の跡地にショッピングモールがオープンした緑井4丁目ではほとんどの乗客が入れ替わる。
だんだん山がちな風景になっていき、可部線の線路が近づいてくるとまもなく可部駅だった。


可部駅ではみどりの券売機で帰りの買う。
駅は街の中心部のやや南に位置する。一つ先の可部中央や可部上市の方が店が多く賑やかだ。
平日は渋滞を避けてここでバスから電車に乗り継ぐのだろう。広いロータリーのある駅だった。

2.広島交通(勝木)
宇津可部線
今井田経由安佐営業所行
広島200か609
可部上市→北部医療センター安佐市民病院(160円)
11時30分〜11時37分

次のバスは可部市街からも乗れるが余裕があるので始発バス停まで行こう。


可部駅からニュータウンを登って行き安佐営業所まで向かう路線。2017年に復活した可部線の延伸区間と併走している。
あき亀山駅の前にある北部医療センターは街のはずれにあった。




3.備北交通(三次)
高田南部線
向原駅経由吉田出張所行
広島230か336
北部医療センター→吉田出張所(1830円)
12時00分〜13時25分

可部から芸備線の向原駅などを経由して安芸高田市の吉田へ向かう路線。吉田出張所が終点のはずだが、向原駅行きという表示を出している。運転手さんに確認すると、確かにそのまま吉田まで行くらしい。広電だと40分の道のりを90分かけて走るのだから、確かに間違えると大変だ。
広島交通の営業所がある大林あたりまでは民家が立ち並ぶがそこを過ぎるとバイパス道に入る。広電は旧道をこまめに停まるが、このバスは一気に高度を上げてまだ新しいであろうトンネルで峠を越える。



そして旧道と合流する手前の八千代地区で右折して芸備線方面へと進路を変えた。
このあたりはフリー乗降区間となっているが、山と山に挟まれた集落の田んぼが黄金色に染まり、日本の里山風景といった感じで美しかった。



通行量も少ないせいか道の整備が不十分でところどころ大きく揺れる。「運転してても疲れちゃいますよ」と運転手さん。
志屋の集落では小道に入る。この辺りからは吉田方面への区間便もある。
独自区間で一人を乗せ、無人駅の井原市駅からはしばらく芸備線と併走する。全体で乗客は自分以外に2人だったが、わざわざ遠回りで駅による路線だからだろうか、どちらも駅で降りていった。
吉田口駅からはまた連絡から離れて行き、可部方面から続く国道54号線(歴史街道54)に戻り、吉田地区に入るとまもなく吉田出張所だった。
バスは出張所から安芸高田市街を循環し再び出張所に戻ってくるという運用のようだ。バスは出張所を出てそのまま市街へと走っていった。

吉田出張所-Yoshida Branch office-(広島県安芸高田市)
安芸高田市の中心である吉田地区の交通の拠点。広電バスと同じく広電グループの備北交通が車庫を共用している。安芸高田市には芸備線の向原駅や吉田口駅があるが、鉄道への乗り継ぎよりも広島行きの直通バスの利用が便利だ。

4.備北交通(三次)
三城線
甲立駅経由三次駅前行
広島200か504
吉田出張所→三次駅前(880円)
14時15分〜15時07分

三次行きのバスは大型車だが誰も乗っていない。ここから三次、庄原を経て東城までは三城線という名前がついている。
国道54号線が安芸高田から先は芸備線に近づいていくこともあり、甲立駅あたりからずっと併走する。
江ノ川の景色を眺めながら50分ほどで三次駅に到着した。

5.備北交通(三次)
三城線
庄原駅前行
広島230あ344
三次駅前→ジョイフル(庄原)(520円)
15時43分〜16時13分

三次駅ではガラガラだったが、サングリーンのショッピングセンターなど、市街地で中高生を中心に次々と乗ってきた。今日はじめて立ち客がある状態になる。

芸備線は塩町駅あたりで一度南に迂回するがバスはまっすぐ東進する。三次東ICを過ぎたあたりから徐々に降車が出てくる。
市境を越境した通学も多いようだ。芸備線が廃線問題で揺れているが少なくともこの区間に関しては移動需要はあるものの鉄道はそれに応え切れていないのかもしれない。
庄原の市街地に入る。次のバスは庄原駅始発だが乗り換え時間が短いので、スーパーマーケットのジョイフルで乗り継ぐ。みんなここで買い物して帰るのか多くの人がここで降車していた。



庄原市内最大のスーパーマーケット。入口直結のバス乗り場が整備されていた。

6.備北交通(庄原)
高野線
秋国別新市車庫経由道の駅たかの行
広島230あ329
ジョイフル(庄原)〜道の駅たかの(1030円)
16時34分〜17時32分

最後に乗るのは旧高野町の道の駅たかの行き。駅から空できたバスはここから自分を含め3人乗せて発車する。
区間便が設定されている秋国別で一人を降ろすと、トンネルをいくつもくぐって山道を進む。比較的新しい道だ。この辺りから比和川を左手に見ながら走る。






峠道を抜けると高野地区だ。人家が多くなってきて、松江道が見えてくるとまもなく終点の道の駅たかのだった。
バスは回送となり、新市車庫だろうか、車庫へと走っていった。




道の駅たかの-Roadside Station Takano-(広島県庄原市)
旧高野町を中心とした庄原市の特産品が並ぶ。特にりんごが有名なのだが、各種野菜や庄原産大豆の豆腐があったりと、庄原はなんでも作っているようでおもしろかった。晩御飯にいろいろと買い込んで帰ろう。




宿泊地は三次なので帰りは中国ジェイアールバスの高速バスみこと号(広島駅〜出雲市駅)で三次インターまで帰る。道の駅たかのは松江道のバス経由地となっており、松江行き、出雲市行きとある中で出雲市行きのみこと号が停車する。



ここまで長い道のりだったが、さすがは高規格道路、三次までは40分ほどだった。



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本ルートでは渋川〜越後湯沢間を長らく残しており忘れかけていた。
学生時代は苗場や片品にスキーで訪れる機会も多く、この辺りにわざわざバスで行こうという気が起きなかったのも後回しにしてしまった理由の一つだ。
そんな折、利用しようとしていた上野入口→沼田間が3月25日のダイヤ改正で早朝1便になってしまうことを知った。
昭和村への永井線を使えば乗り継げなくなることはないものの、せっかくずっと目をつけていた路線、無理矢理休みをとって乗りに行くことにした。

ここまでの行程


渋川までは西東京バスの八王子四万温泉線。京王八王子駅・JR八王子駅から高崎、渋川、伊香保、中之条を経由して四万温泉へ向かう。マイナーな発着地でコロナの影響もあるため、空いていると思っていたが、平日にも関わらず17名の乗車。8人ほどが高崎で降りており、観光以外の需要もしっかりと捉えているようだ。



下道区間が長いからか、トイレ付き車両にもかかわらず八王子を出て1時間もたたず高坂SAで休憩、高崎駅を出るとすぐの駒寄PAで休憩と、休憩多めの路線だった。
まだ新しい路線ということもあり、運転経験者の方が運転手さんにアドバイスをしながら進む。それを聞いていると普段の道路状況や、乗客事情を聞くことができて面白かった。
渋川で降りたのは自分だけ。バスは8人ほどを乗せて伊香保・四万へと走っていった。

1.関越交通(渋川)
桜の木経由上野入口行
群馬200か1087
渋川駅→上野入口(580円)
12時53分〜13時24分

最初のバスはワゴン車とホームページに記載があったが、普通の中型バスがやってきた。
自分を含めて4人が乗り込むが、市街地を出る前に他の人はみんな降りてしまった。
市街地を出るとバスは三国街道を北上する。歴史のある道だからところどころに道標が残っている。
街道は上越線より高いところを走るから景色がよい。桜の木の折り返し場の辺りから周りには人家がなく、ときどきドライバー向けの店があるくらい。
上野入口は市境の道路上、ロードサイド店舗の向かいのスペースだった。上野の集落へ向かう道が坂の上へ向かっていた。



上野入口-Uwano Entrance-(群馬県沼田市)

道が曲がりくねっており、すぐ下を上越線の線路が貫く。
ここで約20分で次のバスに接続できるが、見てみたいところがあるので次のバスの2停留所分歩こう。



道が狭く、歩道がないから雪が残っていたら歩けなかっただろう。
しばらく歩くと沼田市のリサイクル工場があり、そのすぐ先が目的の綾戸ダムだった。




上野入口⇒(徒歩約500m)⇒関水

ここ、綾戸ダムは堰上が通路になっており、橋のように渡ることができるのだ。





ちなみに渡った先は昭和村、関越交通の永井線の永井口バス停まで徒歩連絡が可能だ。

さて、今回は明後日で早朝1便を残して廃止になる上野からの便で沼田市街を目指す。



関水バス停はすぐそばの顔くらいの高さに線路があり、電車が通るとかなりの迫力だ。

2.関越交通(沼田)
ぬまくる岩本線
群馬300あ186
関水→材木町(480円) 
13時46分〜14時24分


運転席含めて10人乗りという、ワゴン車にしても座席の少ないタイプの車がやってきた。

ホームページにはバスカード不可と書いてあったが、読み取り機が搭載され、車内アナウンスも通常のバスのように設定されていた。
ただ、本日は代車で運賃表等がないため、降りる停留所を事前に確認して営業所に運賃を問い合わせてもらった。
バスは先ほどの続きの道を走るが、婦人の家周辺のみ小さい車体を活かして屋形原の集落をぐるりと回る。
上越線と並走する三国街道を走るのもそう長くは続かず、利根川を渡り、沼田の市街を目指す。
途中で中央病院からの乗車があったがすぐに降りてしまった。その時も無線で運賃を調べ、それをカードリーダーに打ち込んでおり、カードリーダーを止めているわけではないようだった。



沼田の市街は駅から急な坂を上った高台にある。沼田は何度か来たことがあるので一番栄えていそうな材木町で降りる。すると運転手さんから時間を潰すなら一つ手前の上之町がいい、と言われてので言われた通り戻ってみよう。




JAの直売所でお土産の野菜を購入。
すぐ横の割田屋さんで焼きまんじゅうをいただく。ふわふわの饅頭に砂糖醤油を付けて焼いてある。美味しくボリュームもあり大満足だ。
さらに隣の荒木屋さんの前には和菓子の自販機が! 思わず栗最中を購入してしまった。

そうこうしているうちにちょうどいい時間になったので材木町に戻ろう。

3.関越交通(沼田)
猿ヶ京線(猿ヶ京行)
群馬200か1211
材木町→上毛高原駅(671円)
15時17分〜15時49分

沼田からみなかみ町月夜野を経由して猿ヶ京に至る幹線路線。この辺りの関越交通の路線はこれ以外に上毛高原〜沼田〜鎌田(片品村)、上毛高原〜水上駅〜谷川岳ロープウェイといった路線が、観光利用も含めた幹線のようになっており、車両が大きく本数も多い。
さて、バスは地元のお客さんを乗せながら沼田駅を経由してみなかみ町方面へと進む。客は皆短距離ですぐに降りてしまうため、ずっと空いたままだった。




みなかみ町の中心である旧月夜野町の代表駅後閑駅では下車客を下ろすとターンテーブルを回り、乗車扱いを行う。客を乗せたままターンテーブルを回るのは全国的にも珍しいだろう。しかも、一度切り返せば回れる広さのロータリーだった。


後閑駅を出るとほどなく上毛高原駅だった。

この先、猿ヶ京経由で越後湯沢を目指すが、スケジュールの関係で今日はここまで。
三国峠の雪が解けたら続きをチャレンジする予定だ。




帰りは新幹線で高崎に出て、特急草津に乗ってみる。自由席は偶然窓側に座れたが、ほぼ満席。春休みだからか学生さんが目立つ。コロナ明けの観光需要、このまま是非回復へと向かってほしい。

新宿からのホームウェイもGSEの充当列車に当たったので満席。疲れ果てたサラリーマンと一緒に帰宅の途についた。

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2022年3月13日(日)

6.富山地方鉄道

31笹津経由猪谷行
富山230あ552
富山駅前→猪谷(1180円)
7時00分〜7時56分

本日最初のバスは富山地鉄最長の路線。広い幹線道路をひたすら南下する路線だ。同区間の高山本線が八尾などを経由して西に迂回するがこちらはほとんどまっすぐ南へ向かう。
駅からは自分以外は1人のみの乗車だった。富山市内で客扱いをする金沢行きのバスの後ろに着くものの、市街地ではほとんど乗車がない。
富山インターから前を走る高速バスがいなくなり、いつしか片側一車線の道になる。そのあたりからちらほら乗降が見られる。短距離の利用が多そうだ。






区間便がある笹津の折返場を過ぎると高山本線と並走し、ダムを左手に見ながら走る。
アップダウンを繰り返しトンネルを過ぎるとまもなく猪谷だった。神岡方面へ乗り継ぐと伝えると折り返した先まで乗せてもらえると言うのでお言葉に甘える。国道上の猪谷バス停を過ぎると集落をぐるりと回り、また国道に戻るところで降ろしてもらえた。折返所などはなく路上で時間まで待って発車するようだった。



運転手さんはコロナ前まであった平湯行き特急にも乗務されていたそうで、新穂高経由で3時間以上の過酷な業務だったそうだ。
神岡方面だと景色もかなりいいと言うので期待しよう。




猪谷では1時間ちょっとの乗り継ぎ。散策をしてみたが、朝早く猪谷関所館も開館前、風が強くて寒いので駅舎で時間まで待つことにした。

待っている間に上りと特急ひだ、両方向からの普通列車がやってくる。ひだは乗降が一切なかったが、普通列車は青春18きっぷシーズンだからだろう、多くの人が乗り継いでいた。

7.濃飛乗合自動車(神岡)
猪谷線
割山温泉口経由神岡営業所行
飛騨230あ3212
猪谷駅前→神岡営業所(200円)
9時15分〜9時57分

高山本線の普通列車が接続中で、一時賑わった駅前だが、バスに乗ったのは自分だけだった。


神通川に沿ってバスは走るが沿線に人家がほとんどないため、旧神岡鉄道の駅、中山、茂住と停留所間隔が長い。途中、一人だけ乗車がある。
川に沿って防雪シェルターのある道、どんどん雪深くなっていく。



途中、脇道に逸れると旧漆山駅、旧神岡鉄道の線路を自転車で走ることができるガッタンゴーのスタート地にもなっている。そこから坂道を上り、西漆山の集落を回る。そこでも乗客はなく国道へ戻った。

川向に工場が見え始めた。環境安全優先という標語が掲げられている。ここ神岡はかつて四大公害病といわれたイタイイタイ病の発端となった神岡鉱山の町だ。
神岡の市街ではぐるりと街中を回る。唯一の他の客を下ろすと町外れの神岡営業所に到着した。
飛騨市ではコミュニティバスも一般路線も関係なくゾーン運賃制を採用しており、猪谷駅も神岡地区扱いとなり200円というお得な運賃で利用することができた。


神岡営業所-Kamioka Office-(岐阜県飛騨市)

8.濃飛乗合自動車(神岡)
上宝神岡線
双六口行
飛騨230あ2723
神岡営業所→双六口(360円)
10時10分〜10時33分

またしても始発時点で客は自分だけ。双六口というところで、高山市のコミュニティバスのるマイカーに接続する、と思ったらこのバスがそのまま平湯まで行くと運転手さんは教えてくれた。
市街の経路は先ほどのバスとほぼ同じだが、道の駅や市の支庁舎に入らないなど少しだけ違う。
終点の双六口は飛騨市と高山市の境の高山側にあるようで、飛騨市はゾーン運賃制だが双六口がコールされると運賃が跳ね上がった。のらマイカーは100円だからここだけ低減前の運賃となるようだ。


双六口は市境というだけで退避型の路上バス停だった。ここで一度運賃を精算する。
しかしここでトラブル。運賃箱が動かず300円払ったところで残りの60円分の両替ができなくなってしまった。

結局、運転手さんの財布で両替してもらい、60円を払った。
バスは行き先だけ変えて再び発車した。

9.のらマイカー(高山市/受託 濃飛乗合自動車)
上宝平湯温泉線
栃尾温泉経由平湯温泉行
飛騨230あ2723
双六口→平湯温泉(100円)
10時33分〜11時44分

高山市に入ったバスは国道を外れ、旧上宝村の中心部を一周する。そこそこ大きな集落になっている。旧村役場の上宝支所、そして国道に戻ってから合わせて3人ほど乗客があった。







のらマイカーとして一定の市内利用はあるようだ。双六口までは実質営業所からの送り込みなのだろう。
しばらく走ると栃尾温泉、新平湯温泉、と温泉名のバス停が増えていき、福地温泉では温泉街に入る。そして、平湯の入口のガーデンホテル焼岳で皆降りてしまった。日帰り入浴か、従業員の方なのか、ただ猪谷からが予想以上に寂しかったため、生活利用があって少し安心する。 



平湯温泉街に入り、坂を登り切った先が新宿などからのバスも発着し、新穂高岳への分岐点でもある平湯温泉バスターミナルだった。



平湯温泉-Hirayu Hot Spring-(岐阜県高山市)

日帰り入浴ができたら嬉しかったが、時間もあまりなく、案内もガーデンホテル焼岳のものしか見られなかったため、バスターミナルにある足湯を利用した。



温度が高く、成分の濃そうで10分ほどでかな。温まることができた。




昼食は飛騨牛のしゃぶしゃぶ焼き。高山市の消費促進策の助成金で半分以下の値段で飛騨牛を味わうことができた。
油が甘くてとても美味しい肉だった。

10.アルピコ交通
松本高山線
特急松本バスターミナル行
松本200か1188
平湯温泉→松本バスターミナル(2700円)
12時55分〜14時23分

本日ラストは高山と松本を結ぶ特急バス。濃飛バスとアルピコ交通の共同運行だが、乗るのはアルピコ交通の便だ。新しい観光タイプのバスだ。登山客が多く、半分ほどは窓側が埋まってる程度乗っている。


平湯温泉ではトイレ休憩となるため、しばらくの停車だ。
バスはコンセントとフリーWi-Fi完備だが、電気は止められていた。高速バスでのみ使うのかもしれない。ただ距離の割にいい値段するし、登山客の利用が多いので電気を開放してもいいのかな、とも思う。
バスは発車してまもなく料金所を通り、安房トンネルに入る。トンネルは中部縦貫自動車道の一部として長野五輪にあわせて開通した。いずれは高速道路に組み込まれる予定だが、最難所の安房峠部分以外、松本〜高山間は事業化すらされていない。
トンネルを抜けると中の湯バス停に着く。ここは下り坂の途中の路上のバス停だが、数台のタクシーと旅館の送迎バスが来ており、10人以上の乗車があった。このバスに合わせて旧道上の中の湯温泉から送迎するのであろう。
2人席をほぼ1人ずつ埋める格好で松本を目指す。




途中、いくつものトンネルとダムをきついカーブと急な坂道で通過していく。
今日はずっと川とダムを見ながら進んできたが、ダムの水の段差を見ると人類の土木技術の高さを感じる。




ダム周辺の集落の中でも比較的大きな稲核を抜けるとだんだん平地になる。
山道が終わるとまもなく新島々駅だ。駅の向かいにアルピコ交通の車庫があり、上高地方面の玄関口になっている。
そこからは一部区間災害運休中の松本電鉄と並走しまもなく松本市街地に入る。
1時間半の乗車だが、車両のグレードが高く景色も変化に富んで飽きがこない路線だった。



今回は松本バスターミナルで終わり。
さらに東の旅行も是非ご覧ください。

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