【言志耋録 6条より】
余
恆(つね)に
周程の遺書を環読す
宋の周程有るは
思孟と相亜(あいつ)ぐ
今の学者は
徒(いたず)らに
朱子の訓註のみを読みて
淵原(えんげん)の自(よ)る所に
懵(くら)し
可ならんや
88888888888888888888888888888888
自分は常日頃
周子や程子の書き遺した書物を
代わるがわる読んでいる
宋の時代に
この周子と程子のあることは
子思や孟子に相ついだ
ようなものである
即ち
孔子の学は
子思や孟子を経て
周子程子に相ついだ
ということである
今の学者は
徒らに朱子の註釈のみを読んで
そのよって来たる大本である
周子程子に暗い
それでよいのだろうか
88888888888888888888888888888888
あなたは
大本の根源を
理解していきます