試演会演目「紙風船」の台詞
紙風船は大正12年の関東大震災で壊滅的な被害を受けた1年後が舞台
結婚1年目の日曜日を過ごす夫婦の会話劇
物語の中で2人は鎌倉へ行くインプロをはじめるが…そのルートはことごとく「被災地巡り」のようなルート
その途中に、この台詞「浜離宮の跡だ」があります
初見で、かつ知識も入れずに読んでしまうと
なんの変哲もない夫婦の生活の狭間のような戯曲
でも待って…浜離宮って…今もあるよね?跡って?
そう考えると妻の「まぁ」という返答も随分と感じるものがあります
こうやって読み解いていくとずんずん「紙風船」の沼にハマります
そんなわけで!
「浜離宮行こうよ!」との声があがり
夫婦発表直後のGW、一部WS生が浜離宮恩賜庭園へフィールドワークに行ってきました!
紙風船の夫婦は、震災前の浜離宮を歩いたのだろうか
そんな疑問も浮かびます
このあと、稽古場に現れたみんなの清々しさ!
きっと充実した時間を過ごしたのだなと感じました
時代は違えど、実際に舞台となる場所へ行くというのは
やはりナニカあるのでしょう