HER2タイプ転移・再発乳がんの根治を目指す場合、私は一気に無病状態にまで持っていく事を目指します。
肝臓に5個の転移再発されたHER2タイプの方のその後の腫瘍マーカーおよび血清HER2蛋白の経過です。
画像が細かいですが、腫瘍マーカーおよび血清HER2蛋白値が、一気に基準値まで低下しました。
治療前と現在のCT画像の比較です。
治療前1つ目です。
治療開始から2年が経過しました。
綺麗に消えたままを維持されています。
治療前2つ目です。
こちらも綺麗に消えたまま維持されています。
治療前3つ目です。
こちらも同様です。
治療前4つ目と5つ目です。
こちらも綺麗に消えたまま、維持されています。
以下は最近の腫瘍マーカーと血清HER2蛋白値です。
最近はこれら全て、基準値内を維持しておられます。
この方は、マイクロ波焼灼術やラジオ派焼灼術を用いずに、完全寛解(無病状態)まで到達し、その状態を永らく維持されています。
今はお顔から不安感がほとんど無くなり、私の外来を受診されてから2年4ヶ月目を、無病状態のまま、元気に過ごしておられます。
再発兆候は無く、この方がこれからも元気に過ごされる事を心より願っています。