私はこのブログを始めて本当に良かったと思っています。
本来なら聞けなかった御意見を聞く機会をいただけました。
命は一つしかありません。
日本全国には、その命一つに切実な思いをお待ちの方やそのご家族が、本当に多くおられる事を知る事が出来ました。
私は最終的に、切除不能・転移・再発乳がんの患者さんを一人でも多く救いたいと願っています。
私にはまだ無限に時間がある様に感じています。
でも、もしかしたら明日、何かの拍子で私は命を落としてしまうかもしれません。
いまだに私の知識、治療理論、技術をただの1人の医師にも伝授出来ておりません。
それにも関わらず、転移・再発乳がんを患ってしまった方々の中には、「自らには残された時間がそれほど多くない」、と感じている方がおられるやもしれません。
私は、自らの外来にお越しいただいている近隣の方々だけでなく、全国からお越しいただいている患者さん方や、ブログでお気持ちを伝えていただいた方々、そのご家族、お知り合いの方々から、とても大切なお気持ちを聞かせていただきました。
私は今、もし私が皆様方のお役に立てるのなら、様々な事に躊躇している場合では無いのではないのか、と感じています。
もちろん、今私の所に通院されている方々には出来るだけご迷惑をおかけしない様に、でも私が救える命があるなら、今現在、私にしか救えない命があるなら、一人でも多く救いたいと、私は24時間考え続けています。
その方法を今色々考えています。
本日、今私がいる施設の医事科科長が私の所に来て、私のあふれる思いに、共感してくれました。
ようやく4月に私が講演したビデオで、患者さんの直接の局所写真を加工した限定you tube動画が完成しました。
これまで私の患者さんのみにフリー動画を公開していたものです。
ただ私の存在だけでなく、私を支えて下さっている先生も映っていますので、ご迷惑をおかけしてしまうかもしれません。
そのために、公開を躊躇しています。
もし、興味本位だけでなく、私の治療戦略を理解して、一人でも多くの方に、切除不能・転移・再発乳がん治療を日本全国、世界に広めたいと思って頂ける方が多く居て頂けるならば、条件付き、期間限定で公開したいと思っています。
是非ご意見をお聞かせください。
ビデオには、私の顔も名前も所属も出ています。
既に私をご存知の方で、「それはやめておいた方が良い。」「まだ時期尚早だと思う。」等のご意見があればとても貴重ですので、もしありましたら是非お聞かせください。
全国には、1人で乳がんの転移・再発で悩み、小さな灯火が消えそうな方々がたくさんおられる事を知りました。
その灯火を一つでも守りたいと願っています。
もし、私が必要とされていないなら、このブログを閉じるかもしれません。
私はこれからどうすれば良いのか、出来れば多くのご意見を是非お聞かせください。