月ヶ瀬小春のブログ -104ページ目

もしかしたら、実話になるかもしれない作り話 第2話 ②

 裁判所の相談室には夫婦が席についていた。そこに男女が入ってきて、夫婦の向かい側に座る。
箱崎:「初めまして。私は今回の裁判を担当させていただく、連邦裁判所、裁判官の箱崎邦彦と申します。」
宮部:「同じく連邦裁判所、裁判官の宮部さつきと申します。初めまして。」
夫:「裁判官?弁護士さんや検事さんはいないんですか?」
宮部:「ここが設立されて間もないですから、初めてここにいらした方が驚かれるのは当然かもしれないですね。ご相談の前にこの裁判所について少し説明させてもらいますね。」
箱崎:「この裁判所に弁護士や検事、そして裁判員といった役職の人はいません。数年前に憲法改正が決まった時、この連邦裁判所が設立されることになりました。そのときに先ほどの役職は廃止され、それに代わる連邦裁判官という役職を作って、裁判を進めていくことになったんです。」
妻:「そうなんですか。でも、どうして?」
宮部:「裁判のニュースを見ていて、経験がありませんか?判決内容が理不尽な内容だったり、凶悪犯罪なのに罪が軽かったり。」
夫:「ああ。そういう裁判ありますね。」
箱崎:「そういった過去の判決は、私たちのような司法に携わる人間が犯した罪だと考えています。」
宮部:「この連邦裁判所は、司法の矛盾をなくすために設立されたんですよ。」
箱崎:「昔のような泣き寝入りはさせません。お任せください。」
夫:「そうですか。でも、あなたたち2人で大丈夫なんですか?」
箱崎:「むしろ、2人の方が考えやすいんですよ。裁判を担当する裁判官が男女2人なのは、考え方のバランスを取るためなんです。裁判官には裁判の行方を見定めるという重要な役割がありますから、男性だけだったり、女性だけだったりすると、どうしても考え方に偏りが出てしまう。そこで男性と女性、両方の感性をうまく生かしながら、裁判を進めて行くことになったんです。」
夫:「なるほど。」
宮部:「では、そろそろ、本題に入りましょうか。」
夫:「ああっ。そうですね。あの、お願いします。」
箱崎:「お持ちになった資料、読ませてもらいました。あなた方が訴えたいのは、この製薬会社ですね。」
夫:「はい。そうです。」
宮部:「この企業を訴えるのでしたら、部屋を準備する必要がありますね。」
妻:「部屋を準備って、どういうことですか?」
箱崎:「訴訟を起こすとき、訴える人や企業によっては何らかの妨害が入ることがあるんです。今回はその可能性が高いので、お2人には公判中はこちらが用意した部屋に滞在したもらうことになります。ご自宅には当裁判所の捜査員を配置して妨害の有無を監視させます。」
夫:「そんなことまでしてくれるんですか。」
宮部:「原告の身の安全を守るためです。当然ですよ。」
妻:「よろしくお願いします。私たちもお役にたてるように、がんばります。」
箱崎:「わかりました。では、訴訟内容を詳しく話していただけますか?」

もしかしたら実話になるかもしれない作り話 第2話 ①

 立派なビルが建っている。ビルの入り口には「連邦裁判所」の文字が刻まれている。ビルにはたくさんの人々が行きかっていた。
 そのビルを、1組の夫婦が神妙な面持ちで見上げていた。そのあと夫婦は覚悟を決めたように連邦裁判所のビルの中に入っていく。夫婦はロビーに来ると、緊張した表情で案内係の女性に尋ねる。
案内係(1):「いらっしゃいませ。どうぞ、ご用件をおしゃってください。」
夫:「あの・・・。今日は訴訟のことでこちらに伺ったのですが。」
案内係(1):「訴訟に関する資料はお持ちですか?」
夫:「はい。ここに。」
 夫は緊張した表情でカバンから資料を取り出し、案内係に見せる。
案内係(2):「では、こちらの用紙にできるだけ詳しくご用件をお書きください。書き終わりましたらその用紙と資料を持って、この通路の突き当りを右に曲がったところにある相談窓口に提出してください。」
夫:「はい。わかりました。」
 夫は妻を連れて相談窓口に歩いていく。同じ頃、裁判所の前に1台の車が止まり、鞄を持った男性が車から降りてくる。それを追うようにもう1人の男性が運転席から降りてくる。
坂村警部:「なぜ、ついてくる。ここから先は私1人の仕事だぞ。」
飯田刑事:「私はただ・・・」
坂村警部:「この捜査資料に不備があるとでも?」
飯田刑事:「とんでもありません。捜査は完璧です。」
坂村警部:「だったら、私1人で十分じゃないか。」
飯田警部:「私はどうなっても構いません。とにかく、真実を、被疑者を・・・」
坂村警部:「それは私も同じだよ。」
飯田刑事:「はい。」
坂村警部:「わかったら、早く帰れ。」
飯田刑事:「はい。」
 坂村警部は裁判所に入っていく。それを見送りながら飯田刑事は深々と頭を下げる。坂村警部がロビーに入ると、受付の女性が起立して深々と頭を下げる。坂村警部は会釈しながら廊下を歩いていく。
 

ちょっと自己嫌悪、ちょっと一言

この時期にあんな内容の話を投稿していいのかな、と、ちょっと自己嫌悪になっています。
でも、第1話は完結しておこう、と思ったもので。
この作り話、まだまだ続きます。時期を見てまた再開します。
 
で、ちょっと一言。
日本の科学者のみなさんへ。
地震予知
海水で動く自動車と船のエンジン
雑草、色や形が悪くて商品にならない果物や野菜、間伐材でバイオエタノールを作る
ダイオキシン、アスベスト、硫酸ピッチ、を無害化、もしくは資源として使う方法
電気のコードを差し込んだら電化製品が使える、持ち運びができる太陽電池
どれでもいいのでこれだったら作れそうだな、と思うものを研究して1日でも早く実用化してください。
 
それとこれはテレビで見たんですけど、確か岐阜県でしたか、そこに「ニュウートリノ」という宇宙の物質を探す施設があり、その施設には月から照らした懐中電灯の光を感知するセンサーが使われているといっていました。
そのセンサーを太陽電池に取り付けたら、昼間はもちろん、夜間の月や星の光でも発電できる「光電池」ができるんじゃないでしょうか。
言葉では簡単でも実際に作るとかなり難しいかもしれません。
 
でも、できない理由ばかり考えないで、「できる理由」を考えて研究し、1日でも早く実用化してほしいです。
日本の科学者のみなさん、よろしくお願いします。