テムズ河の潮汐を眺めつつ -20ページ目

ユーデミー(Udemy)

響は放っておくとゲームをするかYoutubeでビデオを観るかだけしかしない。そこで透がユーデミー(Udemy)で『究極の絵の描き方コース、初級者から上級者まで』(The Ultimate Drawing Course - Beginner to Advanced)というのを見つけて来て始めさせた。

 

始めてすぐ自分は下手だとか才能がないとかお決まりの文句を言い出した。私と香蓮で誰も最初から完璧に出来ない、響の絵は初心者としては悪くないと宥めすかす。香蓮は上達の軌跡を後から振り返れるようにと響の為にスケッチブックを買ってくれた。

 

 

それなのにちょっと思い通りに行かないとキーキー言ったりブチブチ文句を言ったり怒りながら泣いたりする。鉛筆で描いているんだから失敗したら消しゴムで消してやり直せば良いのに、この通りスケッチブックのページを破って捨てまくる。これは叱って止めた。お姉ちゃんが働いたお金で買ってくれたスケッチブックを自分の怒りのはけ口にして無駄にしちゃダメだ。

 

 

響がコースに沿って描いた絵。全体の形は良いし陰影を付けようとしている所は良いんじゃない。ここから先は飲み込んだけど左端、定規使ってるでしょう。フリーハンドで描け〜。そしてコップの中の部分は観察して描いてないでしょう。面倒臭くなって斜めに線を引いて埋めたな。

 

ちょっと前まではバトル・シーンや漫画も沢山描いていたのにな。面白いから好きだったのに。このコースも毎朝私がやるように言って座らせないとやらない。一回で完璧にできるのなら描き方のコースなんて要らない。上手になりたいなら練習を繰り返すしかない、一足飛びに上級者になりたいなんて怠け者の考えだって本人に言った。

 嫌がるのを強制してやらせても意味はないんだろうな〜。柔術の時は私もがんばったけどもう疲れたよ。それでも放っておくと本当にゲームとYoutubeでビデオを観る事以外は何も自ら進んでしないし。

 

香蓮も『デジタル・ペインティング・メガ・コース、初級者から上級者まで』(The digital painting MEGA course: Beginner to Advanced)というのを始めている。こちらは自分でサクサクと進めているはず。私もアクセサリー製作のコースに興味があるのでやってみようかな〜。Youtubeにも無料で参考になる動画は沢山あるけどね。

ナガノパープル

にち10で皮ごと食べられるブドウ、ナガノパープルの話をしていた。それで改めて日本の実家で食べていた赤いデラウエア、緑のマスカット、黒い巨峰はどれも皮剥きかタネ取りが必要だったなと思い出した。日本の現在のブドウの皮とタネ事情はいかに。ナガノパープルが皮ごと食べられるのを売りにしているなら今も皮ごと食べられない方が主流なんだろうか。

 

イギリスで普通にスーパーマーケットで売っているブドウは基本皮剥きタネ取りがいらない。たま〜にタネがある事もあるけど。イギリス人は面倒くさがり屋さんだから?魚だって食事中に自ら小骨を取る必要がないのしか食べないもんね。タラとかスズキとかサケとかヒラメとか。ヒラメは骨つきでも太くてしっかりしていて身が簡単に外れる。

 

もうすぐ日本に里帰りだからナガノパープルも試しに食べてみたい。調べたら出盛りの旬は9月中旬から下旬なので希望は叶いそうだ。ついでにシャクシャクの歯ざわりで汁たっぷりの日本のナシ、幸水も食べたいな〜。1995年にイギリスに来てから里帰り中も食べた記憶がない。旬は秋かと思ったら夏でも売っているよう。

 

果物と言えば実家では食後のデザートはケーキとかアイスクリームではなくて季節の果物だった。母はいつも夏ミカン、リンゴ、ナシをまとめて下処理をして冷蔵庫に入れておいてくれたので、食後に限らずオヤツにも気軽に出して食べていた。家族の為に黙って面倒な皮剥きタネ取り作業をずっとしてくれていた母、どうもありがとう。前にもこの話はした気もするがありがとうは何度も言っても言い足りない。

 

香蓮、初めての大人の買い物

17才の香蓮は6月から始まったこの夏休みにせっせとバブルティーの店でアルバイトをしている。イギリスだとバブルティーだが、今調べてみたら日本ではタピオカティーの名前が一般的のようだ。自分で働いてお金を稼げるようになったのが楽しくて仕方がない様子。稼いだお金は外食や洋服の購入に使ったりお友達と旅行をする為に貯金したりしている。

 

この週末には自分専用のiPad Proを注文していた。スペックは10.5インチ、ローズ・ゴールド、64GB、Wi-Fi。値段は619ポンド(約8万7千150円)。おまけとしてアップルペンシルとビーツヘッドフォンが付いてくるけど、ヘッドフォンは要らないので売るんだって。学校の課題に使う物なので家計からも手持ちの40ポンド(約5千632円)のアップルバウチャーと100ポンド(約1万4千80円)の支援金を拠出した。

 

「15:19から16:19の間に配達されるから絶対受け取ってね!」と言って今日もまた元気にアルバイトに出かけて行った。こんな高額商品を買うのは初めてでとても嬉しそう。

 

アップルのホームページから拝借した商品画像。ローズゴールドはこんな色。香蓮のiPhoneの色とお揃いでかわいい。ここ1、2年、私もローズゴールドが好き。

 

結局そろそろお昼にしようかなと思っていた12:45頃にピンポーンとドアベルが鳴りDHLの人がiPad Proを届けてくれた。15:19から16:19という不思議な区切りのタイムスロットは一体なんだったのかしら〜。

Hさんのお家でラクレット

Hさんのお家に到着、まずは庭のテーブルでお茶を頂きながらおしゃべりした。この庭からの景色が近景の芝生の借景も遠くの丘の下の景色も素晴らしい!私が代わりに自慢したい位だけど場所特定の恐れがあるので残念ながら写真はなし。

 

 

この後にもどんどんテーブルに所狭しと何種類ものチーズやハムやサラミが供されたラクレット。自分で好きなものを選んで焼いて頂いた。響も楽しんでいた。香蓮はまたしてもアルバイトで不在だった。

 

おなか一杯食べて久しぶりにアルコールを飲んだら不覚にも食後に寝落ち。人の家で寝るってどこまでリラックスしているのか、私。失礼!

 

 

前の日にHさんの旦那様と息子さんで組み立てたという線路はスケールが大きい!

 

キャットフォード(Catford)からオナー・オーク・パーク(Honor Oak Park)散歩

 

おしゃれな見かけのムーン・レーン・ブックス(Moon Lane Books)はチェーン店ではない本屋さんだ。今回は立ち寄る時間がなかったのが残念。

 

 

賑やかな飾り。

 

 

ビクトリア朝の住宅街。

 

 

ロンドンでは区がこういうゴミ箱を各家庭に2つか3つ支給してくれる。各家庭でこの中にゴミを入れておくと週に1度収集車が来て空にしてくれる。まあ前庭に置くしかないが見た目は悪い。それでゴミ箱の囲いを作る人もいるけれど、その場合は収集日の朝に忘れずにゴミ箱を囲いから出しておかないと収集して貰えない。この通りでは揃って家の前の歩道に並んでいる。改めて見た目は悪い。

 

 

この並び、街灯の前から隣2軒は昔商店だった痕跡がある。全面ガラスだったのを外して壁にして窓をつけているが、3軒のスタイルがバラバラでしかも出窓になっていない。

 

 

暑さで植物も息たえだえ。この紫陽花も数少ない生き生きしている花に近づいて撮影した。

 

 

これは最初から集合住宅として建てられた家だ。

 

 

丘の上で道の間に見える下界の景色が気持ち良い。

 

 

このピンクの花はなんでしょう。きれい。

 

 

丘の上のブライス・ヒル・パーク(Blyth Hill Park)に辿り着いた。ロンドン中心部の高層ビル群が見える。

 

 

このあたりの家は屋根裏を部屋に改造している家が集中している。見た目はあまり良くないね。どうしてもスタイルがバラバラになるし。

 

 

この壁画、気に入った。私、濡れた路面に映る景色が好き。

 

カーシャルトン(Carshalton)散歩

カーシャルトン(Carshalton)駅はゾーン5にありロンドン、中心部の終着駅の1つビクトリア駅までの乗車時間は約30分だ。平日の通勤時間にはロンドン・ブリッジ駅への直通電車もある。なかなか交通の便が良い。

 

 

 

商店街から少し入った所に容易に駐車スペースが見つかった。周りは1930年代の家が立ち並ぶ。

 

 

しつこ〜く他の家の素敵な前庭を観察。こちらは大き目のコンクリートのタイルを使っている。コンクリートのタイルってあまりイメージは良くないけれど、こちらは端の四角い石のボーダーと色を合わせてすっきりまとまっている。

 

 

商店街に向かって歩く。この草地は干上がった川筋みたいだ。

 

 

商店街到着。これは味気ない60年代っぽい建物。奥に郵便局があったのでメールオーダーの返品ができた。空いていてラッキー。

 

 

エルウィンズ(Elwyns)という窓と扉の会社のショールームに来た。

 

 

これがどうかな〜と思って見に来た玄関の扉。木じゃなくてプラスチック製の扉で木のよりも大分安い。他のプラスチック製のに比べて大袈裟な偽の木目が入っていない所が良い。でも構造上の制限で下の4枚のパネルの部分の装飾ができないんだって。そのせいで良く言えばあっさり現代風、悪く言えば裏口の扉のようで正面玄関に相応しい重みがない。

 ビクトリア朝時代のドアはハンドルが付いていない。このプラスチック製の扉の場合はハンドルが付いているデザインじゃないとドアが完全に密着して閉じないそう。という事はビクトリア朝時代のスタイルを選ぶと機密性が低く冬は隙間風が入るんだ。

 

 

色の選択もかなり制限される。上から塗装もできるけどやはり使用していてかすり傷が付くと地の色が出て来てしまう。プラスチック製の扉で大丈夫と自分達の選択の正しさを確認しに来たんだけど。2倍近くする木のドアの方に気持ちが傾いてしまった!

 

 

商店街には小さめのスーパーマーケットが複数、カフェ、パブ、そして沢山のチャリティー・ショップがある。

 

 

思いがけずこんな気持ちの良い水辺に出た。うっとり。

 

 

背後には古そうな教会があった。

 

 

水際のパブ、暑い日に良さそう。

 

 

帰ってから調べるとこの商店街の北には川の流れる大きな公園がある。そしてこの街の南は以前訪ねた事のあるラベンダー畑だ。また近々戻って公園とラベンダー畑の散策をしたい。

抗がん剤治療サイクル4の副作用と経過

はじめに

私の病気は腹膜転移のあるステージ4の胃腺癌(印鑑細胞癌/スキルス胃がん)で診断が出たのは2018年5月16日だった。余命は延命治療をしないと6ヶ月で、しても平均で12ヶ月というもの。HER2タンパクの検査結果は過剰発現無し。胃がんの他は健康。 運動不足で平日の夕食後にソファーで寝落ちはあったが、日常生活に問題なくフルタイムで働き家事育児も夫と協力してこなして来ていた。体型は日本だとLサイズ、イギリスだとS/Mサイズ。非喫煙者。

 2018年5月21日からECX抗がん剤治療で延命治療を受けている。薬の組み合わせはエピルビシン(Epirubicin)とシスプラチン(Cisplatin)カペシタビン(Capecitabine)。初日に病院で注射でシスプラチン、点滴でエピルビシンの投与を受けて、翌日日から3日は自宅で各種の吐き気止めと共にカペシタビンの錠剤を朝食と夕食後に服用する。4日目以降最終日の21日目まではカペシタビンの錠剤のみを朝食と夕食後に服用する。

 

初日(月曜日)
サイクル3に引き続き今回も埋め込みポートから採血できず。看護士さんによると金曜日に来た他の埋め込みポート持ちの患者さん達もそうだったんだって。暑さのせいかしらね。今回は朝起きてから500mlは水を飲んで病院に到着してからミルクティーも飲んだのにな。いつもの看護師さん達が面倒をみてくれた。夫も付き添いで私の向かいに座りノートパソコンで仕事をしつつお世話してくれた。血液検査の結果はOKだったので水分補給の点滴をしてから注射でシスプラチン、その後点滴でエピルビシンの投与を受けた。

 コールドキャップは冷たくて嫌だけど脱毛を軽減する効果はあるのでまた付けた。今回は最初に髪を濡らす時のタオルと髪の生えていない耳の上部を保護するのを忘れられた。今回は紙タオルで自分でなんとかしたが、次回は忘れられたらすぐ指摘しよう。抗がん剤治療は効き目がある限り続けるのだろうし、余命が短いと髪が生え戻って伸びる時間もないだろうから今ある髪を大切にするしかない。スカーフを付けていても髪が少し見えるだけで私的には病気前の自分の面影が感じられる。

 今回は残念ながらお昼も外れだったな〜。タマゴサンドを頼んだら変なタマゴサンド。タマゴがあえてあるのがマヨネーズじゃなく生クリームか何か?塩味が全然しない。最近塩味の知覚に自身がないのでタマゴサンドが嫌いな夫にもあえて味見して貰った。やっぱり味がしないって。それで外のベーカリーでビーフシチュー・パイを買って来て貰った。次回からは必ずおにぎりか何かを用意して行こうと思う。

 夕方7時に街中でのNHSの仕事を終えて郊外に戻って来た主治医のM先生に質問やら相談をした。がんの遺伝子分析のサービスはいくつもあるそうなので、M先生が調べて最も良さそうな所を推薦してくれる事になった。そして今後の延命治療の方針や時間割について、8月にはイギリスにも来る事になっているオプジーボの免疫療法をするタイミングについても。これは別記事にしようと思う。

 前回から更に状態が良くなっている。帰宅してからもベッドに直行はせず、気持ち悪さはない。

 

2日日(火曜日)

手足の重さはあるけれどもサイクル3の時よりも更に軽い。朝食は自分で台所に降りて用意できた。昼食は牛肉を夫に炒めて貰い、夕食も白身魚を料理して貰った。初日の点滴と注射の後には3日間吐き気止めを中心に飲む薬が多い。それには催眠作用があるので、午前中も午後もベッドでテレビを見たりお友達が貸してくれた漫画を読んだりしている内に眠ってしまう。寝ている間にご近所のKさんから差し入れがあったと夫が教えてくれた。

 副作用の一覧表にも載っていた、手足の黒ずみの症状が強くなって来た。指の方はまだ指先が全体的に薄っすら黒ずんだ程度だけれど、足の裏が気がついたら泥がついているみたいになっている。所々に濃い黒っぽいシミも。まるで腐りかけの果物のようじゃあないか。

 

3日目(水曜日)

夫は毎回この日まで自宅勤務にして看病してくれている。良い機会なので彼自身の病院の受診予約も入れている。それで彼が外出中にウトウトしていたら呼び鈴がなった。子ども達は家にいるのにもう10時過ぎなのに動きがない。2階の寝室のベッドからガバッと起き上がったら階段の前で立ちくらみがしたので安全の為にしゃがみ込んだ。また立ち上がって階段を降りて行ったら不覚にも最後の3段の所で気を失って階段から落ちた。幸いちょっと足を打った位で無事だったのでドアまで行ったら福音伝道者のアポなし訪問だった。ガクッ。落ちた音が聞こえたみたいで「大丈夫?」とは聞いてくれたが。「うん、階段から落ちたし病気だからベッドに戻らなきゃ。」と言ってお引き取り願った。

 午後はぐったりしてあまり何も出来なかった。乾いた洗濯物を畳んでしまう位が精一杯だった。塩味がまたあまり感じられない気がする。そして時々ザーザーという貝を耳に当てたような妙な耳鳴りがする。

 

4日目(木曜日)

夫はこの日から会社へ戻った。朝から予報通りにグングン気温が上がり昼には36度にもなった。家中のカーテンを閉めて窓は日陰風下だけを開けて外の熱が入らないようにした。台所は熱帯、2階も熱帯、1階の居間だけがなんとか過ごせる空間だった。我が家というか普通のイギリスの家には冷房は付いていない。

 こうなると抗がん剤の副作用に加えて低血圧の立ちくらみの症状が加わって辛い。家事をするにもトイレに行くのも水をコップに入れに台所に行くにもゆっくり起きて体を支えながら。手足もグンと重い。昨日より重い。洗濯機を回して干して取り込んだり、食器洗い機をの中身を食器棚に戻しまた洗い物を入れて稼働させただけで大仕事をした気分だ。

 ここに実家からの荷物到着!中に入っていた冷えピタが1番嬉しい。早速私と子ども達でおでこに冷えピタを付けた。ありがとう。

 

毎回4日目には大分元気になっているんじゃないかと期待してしまう。今回もがん患者向けの慈善団体の『脱毛を乗り越える』というスカーフの巻き方の教室に行こうと思っていたがとても無理だった。キャンセル。その埋め合わせと言ってはなんだが時間を無駄にしたくなくてかなりがんばって家計簿をつけた。

 昼食も子ども達の分作る余裕もなく各自でトーストを食べて貰った。夕食は家族にスパゲティーを茹でて貰い、先日Kちゃんから貰ったスパゲティーボロネーズソースをかけて完成!塩味もまだ微妙で味付けも自信なかったし。お裾分けがあってとても助かった。ありがとう!

 

日没を待って庭に打ち水を3回位して家に入ってくる空気を冷やそうとした。防犯上は良くないけれど夫と私は1階で窓を開けて就寝。午後11時半、夫が寝入った所で目が覚めたので窓を閉めた。午前3時半、目が覚めたので窓を全部開けて換気してからまた閉めて寝る。起き上がる度に立ちくらみ、横になると暫くはザーザーという耳鳴り。これはたぶん抗がん剤の副作用ではなくて低血圧の症状だろうな。イギリスは普段涼しいから低血圧の症状を感じないけど、今日は気温36度、夜中でも23度って気温は東京と変わらなかったからな〜。

 

5日目(金曜日
今日は昨日ほどは気温が上がらず30度程度らしい。その通りなら昨日よりはマシな1日が過ごせるだろう。暫く前に届いていたコールドプレスのジューサーの箱を開けてみた。でもパーツを洗ってマニュアルを読んで使い始める気力がないのでまた放置した。手足は重石をつけられたようで階段の昇り降りも疲れる。頭もぼーっとして思考停止。また二の腕や脇や腰の脂肪の部分を触ると痛くなって来た。月曜日に投与を受けた抗がん剤の副作用はすぐには出ないで4、5日してから出るんだな〜。やっぱり最初の1週間は病人だ。

 

実家の父と母と20分位電話して8月末の日本滞在の計画を立てた。

 

午後の暑さをテレビを見ながらうつらうつらしてやり過ごそうとしたが相当に厳しい!もう限界に思われた午後4時位から曇って来て涼しめの風が吹いて来た。これは低気圧が来た証拠!パラパラと雨が落ちて来て止んで。それから更にザーッと降って来て一息つけた。夜は途中で風が強すぎるようになったので家中を回って窓の開け幅を少なくして、みんなが布団をかぶっているか見て回った。すぐ眠りに戻れるからあまり気にしていないが抗がん剤の注射と点滴を受けた週は毎日夜中に3回は目が覚める。

 

6日目(土曜日)

最高気温22度、穏やかな日。郵便局でオンラインショッピングの返送手続きをした。前のお2人がたまたま複数の荷物があったり、時間のかかるパスポートチェックで15分ほど立って待っているのが辛かった。次にショールームに玄関のドアを取り替える工事の相談に行った。こちらも20分ほど立ち話をしていたら目の前が段々と暗くなって行った。立ちくらみ寸前だと分かったので椅子にかけさせて貰った。

 

あれもやりたいこれもやりたいと気持ちははやる。でも抗がん剤の副作用は月、火、水よりも木、金、土の方が強く出ているみたい。例の脂肪の部分を触ると痛い症状は強くなっている。気温が下がってもあまり集中してあれこれ考えられず、遅れに遅れているメッセージやメールに返事をし始めただけ。

 

胃酸を抑える薬を朝に1度だけ飲むの忘れたかも。いつもより胃がキューキュー言うしゲップもある気がする。

 

7日目(日曜日)

夜中におなかを壊して目を覚ます。抗がん剤治療の点滴と注射の週は後半に便秘気味からの下痢が毎回起きている。これが元気な時期への境目だと思いたい。でも日中もまだ階段の上り下りがきつく、夜中に頻繁に目が覚めるから昼寝は必須で病人状態である。塩味も引き続き微妙。全く感じない訳じゃなくて食材の味も分かるから味けないって事はない。

 ソファーを背に床に座ってだるさを感じつつも夫と12才の長男とPay Day、給料日という名前のボードゲームをする。人生ゲームみたいな感じのの家計版。カレンダーの上を移動しつつ毎月給料を貰う一方で公共料金の支払い、思わぬ散財、臨時収入、投資の話に対応して行く。これ、私が探して買った。動機はもちろん長男への金融教育!ってそんな大層なものじゃないけど。学校ではあまり消費者教育とか家計の回し方は習わないけど、親元を離れて暮らすようになったら即必要な知識だから。

 

8日目(月曜日)から10日日(水曜日)

なんだかまたゲップが増えて来た気がするのとおなか緩いのが続くのが気になる。ザーザーいう耳鳴り、過敏な肌、異常な手足の重さとの症状は消えた。私の体調、また娑婆に出て来た。抗がん剤治療の最初の1週間は、本当に刑務所に入れられて出所を待っているみたいだ。

 家に心行くまで引きこもり家計を夫に引き継ぐ準備をした。新しい口座10近くも開設手続きしちゃって。今の世の中全部オンラインでできてありがたい。これについては病気とは関係ないので別記事にする。

 

11日目(木曜日)

昨晩は寝苦しく何度も目が覚めて朝起きてもスッキリしていない。下痢はようやく止まった気配。この日は透も自宅勤務していた。お昼は先日Kちゃんからの差し入れの豚のバラ肉を活用してお好み焼きにした。実家からのカツオ枯れ節も振りかけた。

 

夕方から職場の元同僚2人のそれぞれ結婚と誕生日を祝う為にメキシコ料理をご馳走する約束をしている。キャンセルにしたくないので午前も午後も短い昼寝をしつつ家でおとなしく過ごす。それでも夕方5時に家を出た時にはたちまち高温の外気温にやられて足取りが覚束ない。

 ヨロヨロ辿り着いたレストランで最初は木の背もたれもないベンチの席に案内されそうになった。「私、病気なのでこれじゃ保たないです、別の背がある椅子のテーブルがないですか?」って聞いたらないって。仕方なく予約をキャンセルして別の店に行こうかと。でも結局2時間後に退く約束ならと片側が革張りでクッション入りのソファーになっている席に案内された。なぜ最初から・・・。

 2時間後には余裕で食事は終わっており、店内のバーに移動してまたひとしきりおしゃべりしてから帰宅した。お友達に会って楽しい時間を過ごしたお陰で帰り道の方が断然元気になっていた。

 

12日目(金曜日)

メールオーダーで注文した靴2足の返品をしに街に出た。テムズ河の側の駅で降りるとコベント・ガーデンまで緩やかな上り坂になっている。これが!健康な時はな〜んにも感じずに歩いていたのに病気で炎天下を歩いていると進まない!返品の後は軽くお昼を食べてからお買い物をした。これは私のリハビリ。月末から日本に行くのに備えて体力を回復せねば。せっかく家の近所に大きな公園があるのだから朝ランでもしちゃう?ただ走るのつまらなくて大嫌いなんだけど、ポッドキャストを聴きながらなら耐えられるかな。

 

最近、夫が血圧計を購入した。夫は普通体型で外食は多くなく家の食事とお弁当は減塩気味でずっとやって来たにも関わらず高血圧なのだ。家系的にそうみたい。私も計ってみたら72/40だった。かなり低いよね。

 

14日目(日曜日)

ノルウェー人とブルガリア人のお友達夫妻のお宅に招かれBBQをご馳走になった。午後2時半から数時間滞在した。夫が一緒でしかも車で行ったので例えグッタリしても大丈夫だった。

 

15日目(月曜日)
午前中の暑くなる前にガーデニングをした。適当に種まきをしたせいで過密になっていたシソをプランター5つに植え替えたのだ。夕方から外出する予定なのでその他は洗濯をする位でゆっくり過ごし、昼寝も1時間した。
 出かける準備をしていたらまゆ毛が1部抜けて薄くなっているのに気がついた。抗がん剤の副作用の1つだ。元々まゆはしっかりしているのでここまで影響が出ずにいたのかな。抜けている部分を補って書くためにアイブロウペンシルが必要だ。
 夕方に近所の日本人ママ友達と中国料理を食べた後に更に2軒梯子した。自分でもそこまで体力が続いたのに驚き。家から近いので何があってもすぐに帰れるという安心感があった。日が暮れても肌寒くならないイギリスらしからぬ夏の夕べだった。

 

16日目(火曜日)
今日もまた最高気温30度を超えた。昨日の疲れか夜は2回しか起きずに割とぐっすり眠れたのに朝からやや疲れていた。お友達とランチをする予定で近所まで会いに来てくれる約束で助かった。ランチとお茶の後に帰宅したら14:30。ベッドでちょっと休憩と横になったら18:00まで目が覚めなかった。夕食を作るエネルギーが無く夫に豚肉をローストして貰った。

 

17日目(水曜日)
週末からの疲れが出たのか1日中だるかった。軽く家事をして家計管理の引き継ぎの作業を続けた。

 

18日目(木曜日)
また街中に出てお友達と日本料理を食べた後に北欧系のカフェでお茶をした。昨日休んだお陰で帰ってからも簡単な夕食を作る体力があった。日本みたいにシトシトと1日中雨が降って肌寒かった。

 

20日目(土曜日)
午前中にロンドン郊外にある窓とドアのショールームに行って玄関のドアの素材や色を選んだ。午後からはご近所さんの日英家族のお宅でラクレットをご馳走になる。おなかいっぱい食べ過ぎたせいなのか久しぶりにビールを飲んだせいなのか食後に食卓で寝落ちしてしまい失礼した。

 

21日目(日曜日)
頭痛がしておなかの調子も悪い。カゼかな。起きた時からだるかったので朝食後にベッドに戻ってTVを見ながらうつらうつらしていた。午後にようやく起きだして家計管理の移行の準備に勤しんだ。オンラインショッピング、ブログもした。
 どうも最近また疲れ易いのは毒が溜まっているせい?!抗がん剤治療を始めてから生理が止まっている。ちょうど更年期だったのか、それとも薬の副作用で止まっているのか。
 今日で最初に処方された4サイクルの抗がん剤延命治療が終了した。たった数週間だけど抗がん剤から解放される!月末からの日本一時帰国が無事にできるように!
 

 

 

 

 

 

 

8月10日

21年前に交通事故で亡くなった高校の同級生のSちゃんの命日だ。『リメンバー・ミー』の世界があるとしたら、来年の5月頃に26才のSちゃんと48才の私が再会する。きっとSちゃんは「Yちゃん、お母さんみたいだよ。」って言うんだろうな。Sちゃんが亡くなった時のSちゃんのお母さんより私はほんの3年位若いだけだから。そんなやり取りを想像するのは楽しい。

 

でもあの世は死期が近い人や後に残される近しい人を慰める為に設定されているだけだろうと思う。一度死んであの世を見てから戻って来た人はいない。死者が見えるとか死者と話せるという人がいて、それを一概には否定しないけれど私には見えないし話せない。だからあの世で誰かに会う為にこの世で生きる事を疎かにして早く死にたいとは思わない。

 

もしそう思う人がいたらこの世でよっぽど辛い事があるんだなと同情する。読書をしたり自分だけで手に余るなら心理カウンセラーにかかって、問題はどこにあるのか特定して解決に向けて行動を起こして欲しい。もしその辛い状況が誰にもどうしようもできない種類の物なら、それに耐える理由を見つけてその人の心の平安が保たれれば良いなと思う。

Lineの店で手持ちのコインを使い切る

ふと思いついてLineの店で手持ちのコイン数を調べたら300残っていた。そこで好きなSingle Eylid of a Rabbitを中心に選んで使い切った。これからどんどん活用する。この兎の目つきが好きなんだよね〜。

 

 

Single Eylid of a Rabbit Lineのキーワードでグーグル検索した結果。

Tさんからのおみやげ、Yさんからの言葉

 

Tさんから頂いたおみやげ。左の布は手作りのリバーシブルのスカーフ。立体的な作りでスカーフというよりは帽子と呼んだ方があっているかも。頭にペターっとならなくて横から見たシルエットも素敵。お庭での収穫物やチョコレートと小豆のケーキもおいしく頂いている。チョコレートと小豆の組み合わせ、考えた事もなかったけど合う〜。小瓶の中身はシソの葉のニンニクしょう油漬け。どうもありがとう!

 

 

手抜き夕食のチキンとバジルのスパゲティーもシソの葉を山盛りにしてランクアップ!

 

 

翌朝はシソの葉、鯖の燻製、先日作ったかつお節オイルを使った混ぜご飯🎶。

 

 

若いセロリはニンジンと一緒にかき揚げに。

 

Yさんからのメッセージで「前回に中国料理で会った時より元気で良かった。」って。あの時は確かにその前3日間ずっと家にいたにも関わらず、なぜかちょっと具合が悪くて疲れていたの。そんな私の体調に気がついていてくれたんだなと思ったら、同年代なのにまるでお母さんみたいに感じてまたしても涙腺が崩壊した。この頃、凄く泣き虫。