住宅リフォーム と プロパンガス。
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知っておけば役立つリフォームのこと
■材料代で覚えておくこと
前回のブログから始めたリフォームに関するお金のこと。
リフォームの工事にかかるお金は「材料代」 「施工代」 「諸経費」の
三項目になるとお話しましたが、今回は材料代についてです。
当たり前の話、設置する設備そのものの金額ということになります。
この設備の金額については、そのグレードによって大きく変わってきます。
システムキッチンやユニットバス、トイレなど、リフォーム工事の代表的な
ものについては、各メーカーもラインアップを充実させていることもあり、
ベーシックなものから最高級グレードまでの金額差は数倍にもなってきます。
また、ベーシックなものでも、最近は豊富なオプションが用意されているので
希望や理想を叶えようとすると、金額は膨らんでくるものです。
新車を購入する際、カタログなどで見つけたオプションを加えていくと
いつの間にか、いい金額になっていたなんてことと同じようなパターンが
考えられるのです。
ただ、新車と違って住宅設備関連の場合、各メーカーのカタログを見て
いただくと分かるのですが、システムキッチンを例にすると、
セットするシンクの形、扉の色、形、極端なものだと、引き出しの取っ手も
パーツごとで金額が違ってきます。
単純に2口コンセントを交換するというパターンでも、デザインや素材感含め
バリエーションが実はとても豊富で、こだわり仕上げにするとそれなりの金額に
なっていきます。
ただ、困ったことにリフォーム工事で設置する設備については、適正な価格が
いったいいくらなのかが見えないのです。
先程、各メーカーのカタログに金額が載っているとお話しましたが、実際には
定価のまま、見積もりを作成して持ってくる業社は100%存在しません。
※一部特殊なオプションは定価の可能性はありますが・・・
いろいろなサイトで紹介されているリフォーム費用の目安でも、金額差が
倍以上になっているのは、当たり前で、果たしてそれが目安といえるのかと
言う疑問さえでるほど。
では、リフォームの材料代について、どう考えておくべきなのでしょうか?
私感の部分もありますが、参考になればと思います。
1:見積もりに記載されている割引率に惑わされないこと
見積書に定価と提示価格の差額に対して割引率○%と書かれていたり
チラシでもよく見かける○%引きの表記は、割引率が高ければお得と
考えてしまわずに。
リフォーム工事全体でみれば、赤字の工事はしない訳で、材料費の割引分は
「施工代」 「諸経費」によって確保しているはずです。
2:希望にマッチしたグレードですか?
快適さを実現させるためには、設備のグレードも大切です。
例えばユニットバスでも安価であれば、浴槽が無断熱になってきます。
これに気づかず、安く済んだお風呂は、お湯がすぐ冷めて、結果として
ガス代がかさんで・・・といったことにも。
断熱性のある浴槽であれば、材料費にある程度かかってもランニングコスト
から考えれば、お得で快適になる可能性が考えられます。
材料費を抑えようとすることだけを念頭に置いてしまうと、快適さからは
かえって遠ざかってしまうことがありますので要注意。
3:業社が提案してきた設備を把握する
リフォームを考える時に、金額については、当然複数の業社へ相見積もりを
お願いすることがベストなのは、もうご理解いただいていると思います。
ただ、設備の金額を比較するために、メーカーを指定し、同じグレード、
同じオプションで見積もりをお願いすることは、一般的にほぼ不可能です。
ここで大切なのは、提案された設備をしっかり把握して、メーカーがカタログ
で掲示している価格を確認することだと考えます。
特に不要なオプションやグレードが設定されて、金額が上がっていないか
どうかなどはチェックができると思います。
4:リフォームパッケージに要注意
材料費を含んだ、パッケージを見かけることも多くなってきました。これも
詳細の金額を見積りとして提出してもらうことは可能です。
設備の材料費は、前述した割引率を前面にアピールして、さらに○万円
で収まりますということになるかと思います。
ガス給湯器交換程度であれば○万円パッケージでもいいのですが、
システムキッチンやユニットバスになると、現場の状況は千差万別で材料代
以外の部分でのコストは大きく違ってくるはず。
さらに、パッケージの場合は、オプション設備の追加で利益を確保するような
パターンも多く、気づけば、割高になってしまっていたりも。
リフォームの材料代、いかかでしたか?
お店やネットで価格が提示されているものを購入するのではなく、さらに
金額的にも大きくなるリフォーム。当たり前のような内容だったかもしれませんが
ちょっとした気付きや再認識になってくれたら嬉しいです。
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