のんほいパーク ~豊橋市自然史博物館~ | カ素ブログ

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東海道新幹線からの富士山。久しぶりに完璧な富士山を肉眼で見れた気がします。

 

浜松から東海道線に乗り換えて30分弱で「二川駅」に到着。

 

駅前ロータリーの中央で駅利用者を威嚇する恐竜のモニュメント。身体が植物に覆われていてイイ感じの曲線美です。

 

のんほいパークに続く道すがらに転々とある恐竜や動物のモニュメントもイイ味出してます。

駅からパークまでは徒歩5、6分ありますが、このモニュメントのお陰で迷いません。方向音痴なので非常に有難い。

 

という事で到着しました「のんほいパーク」

個人的には2013年以来二度目、10年以上ぶりの来訪ですが、この入口は憶えが無い。まぁ10年もあれば変わってても不思議じゃないか。

 

チケットを買って園内へ。入場料600円で博物館や動物園他も見れるのはかなりお得。

てかこのご時世に10年前と料金変わってない事に驚きました。

 

この光景は憶えてた。とにかく広いんですよね。

目の前に見える建物は植物園です。ここも入場料金で見れます。

 

植物園の間を抜けてくとまた広大な景観。取り敢えず今回のメインは博物館なんですが、入園してからまあまあ歩きます。広いから。

 

平日でしたが親子連れの他にも幼稚園や小学校の団体が多くてかなり賑わっていました。

 

そんなこんなで到着。「豊橋市自然史博物館」です。今回はとにかくここが見たかったのです。

 

2013年に来た時はまだ館内の写真撮影がほぼNGで、展示を見はしましたが写真は一枚も撮らずに帰って少し残念な気持ちがありました。

SNSでたまたまココの写真がアップされてるのを見かけて、どうやら今は撮影大丈夫なのかな?と言うのが今回の再訪の大きな理由です。

当日スタッフの方にも確認して「大丈夫ですよ」との事だったので安心して写真を撮りまくりました。

 

エントランスから通路を進むとすぐこの光景。何となく10年前の記憶はありましたが、改めて見てもスゴい衝撃です。

 

たまらないです。

 

全長約11mの「ティラノサウルス」の全身骨格。個体としては「ワンケル・レックス」のようです。

 

見る角度によっては首がちょっと急な付き方をしてるように見えますが、まぁカッコいいので問題無し。

 

「トリケラトプス」の全身骨格も素晴らしい。

 

スバラシイ…。

 

10年前この展示の写真を撮らずに帰った事がすごく頭に残ってたので、今回の来館で撮れたのはホントに嬉しかった。10年待った甲斐がありました(忘れてたけど)。

 

2階からの構図もスゴくイイ。

 

同じフロアの「エドモントサウルス展示室」。ここもまぁヤバイ。

 

この博物館建設のきっかけでもありシンボルでもあるこの化石は、米国のデンバー自然史博物館との友好の証しでもあるそうです。

 

この標本は90%実物化石との事。国内の博物館で展示してる所はそれほど多くなく、また実物となるとかなり貴重です。

 

産状化石もなかなか興味深い。発掘中の感じに展示してあるのもイイですね。

 

エドモントサウルスのミイラ化石も常設展示されてます。レプリカですが国内ではココと福井県立恐竜博物館だけでしょうか。

 

ここでは福井よりも若干間近に見れる気がします。皮膚の質感など詳細に見る事が出来ます。

 

他にもハドロサウルス科の系統を表した展示など。

 

この展示室は館のちょうど中央に位置しています。丸い天井がイイ。

 

「中生代展示室」。ここがまたスゴい。

 

スゴい。とにかくスゴい(←壊れぎみ)。

 

中央の「ユアンモサウルス」。全長17m。スゴい。

 

ユアンモサウルスを囲んで他にも様々な骨格標本が展示されてます。「アロサウルス」とかね。

 

翼竜は「プテラノドン」以外にも始祖鳥やランフォリンクス他、けっこう豊富に展示があります。

 

魚竜類も抜かり無し。

 

いやマジたまらん。

 

 

この展示室の物量攻撃は凄まじいです。とにかく見るべきモノが多すぎてどこから見ていいのか分からなくなります。

ココだけでけっこうな時間いましたね。

 

ここからは「古生代展示室」。あとで気付きましたが時代を遡って回ってたみたいです。オレやりがちコレ。

 

古生代という事で単弓類を中心にこちらもなかなかの展示数で構成されています。

 

「ディメトロドン」は単弓類の代表選手という事でさすがの単独展示です。

 

その横に復元模型が展示されてるんですが、これが何とも言えず可愛らしい。バランスが可愛いのかな?なんかカワイイ。

 

その先には更に古生代の展示がぎっしり…。

 

この展示室の物量も半端ないです。

 

 

 

古生代コーナーには復元模型が幾つかあるんですが、どれも何か妙な可愛らしさがあるんですよね。作家性なんでしょうか?

 

今度は「新生代展示室」。時代を行ったり来たりしてます。

 

3種の古代象を中心にここでも物量攻撃を喰らいます。なかりコッテリ。

 

 

 

 

ここまで古生物の展示だけを取ってもとんでもない物量です。科博の地球館くらいには匹敵するんじゃないでしょうか。

 

「郷土の自然展示室」。既に古生物関係でヤラレまくってますが、ここもまた物量がスゴい…。

 

ジオラマなどもあり展示構成としては他の博物館と似てる部分もありますが、コーナーごとの展示数がとにかく多い。

 

カニカニカニカニカニカニカニカニ…。

 

大きいカニ。

 

蝶々蝶々蝶々蝶々蝶々蝶々蝶々蝶々…

 

久々に来たのでけっこう丹念に展示を見ていったので延べで3時間はいたでしょうか。

この記事を書くにあたって2013年の時の記事を見返してみたら「それほど大きくない博物館だ」とかほざいてて、当時のワタシに「バカだな、お前」と言ってやりたくなりました。

 

ぜんぜん大きいし展示数の物量たるや驚愕に価するレベルの博物館です。ナメてかかるとエライ事になります。

 

通路にでさえ色んな展示物がある始末。後半体力勝負になってくるあたりは科博に通ずるところがあります。

 

ココに来て10年前の記憶を少しづつ思い起こしながら展示を見て行きましたが、明らかに当時よりも今回の方が衝撃が大きかったです。

10年の間に展示物が増えてるのかも知れませんが、私自身この10年で色々見てきて多少なりとも知識が付いた事で改めてこの博物館のスゴさを実感したというのもあるように思いました。

 

いや、スゴかった…。

 

 

 

 

 

 

博物館の前にある恐竜のオブジェもこの公園の大きな特徴のひとつです。復元がノスタルジックなのが何ともイイ。

 

ゴジラスタイルの「ティラノサウルス」。目の大きさとか身体の模様とかたまらないすね。

 

斬新なカラーリングの「ステゴサウルス」。目立つなコレは…。

 

ライフサイズとは言えませんが、それぞれそれなりの大きさで作られていて実際森の中で恐竜に遭遇したらこんな感じなのかという想像をさせてくれます。何も無い所にあるんじゃなくて「樹々の中にいる」というのがポイント高いです。

 

久々に「のんほいパーク」に来てこの恐竜達にも会えて懐かしくもあり嬉しい気持ちになりました。