1月6日(土)7時22分。
横浜駅から東海道線直通上野東京ラインで「高崎駅」へ。
高崎からは上越線で「水上駅」。
水上でさらに長岡行に乗り継いで約4時間半…。
11時48分、やっと着きました。群馬県はJR上越線の「土合駅」。
東京から上越新幹線で越後湯沢経由で行っても私的にはあまり時間が変わらないので、それなら各停でのんびり行こうかなと。安く済むし。
初めての「土合駅」。テレビやネットで度々紹介されているのでどんな所か知ってはいましたが、実際この場に来てみると地下鉄のホームともまた違う独特な雰囲気に呑まれます。
因みに携帯の電波は入りません。
ホーム内の待合室。
掲示板にびっしりと落書きと言うか色々と書き込まれています。
待合室の隣りでは地ビールの熟成が行われてます。暗がりに顔が見えてビックリしたら写真だった…。
このホームは越後湯沢方面の下りホームになり、地下70mにある新清水トンネル内にあります。
トンネル内はまあまあ寒かったです。多分ですが夏場もそこそこ涼しいのかな?分からんけど。
そして噂の大階段。
日本一のモグラ駅です。もうオジサンなので正直決死の覚悟を持って挑みましたイヤほんとマジで。
果てが見えない…。登る前から軽く絶望感です。
左側の側溝にはチョロチョロと水が流れていて、その音がまた地下空間ぽい。
この側溝は元々エスカレーターを設置する計画があったそうですが頓挫しているようです。
なんとか300段まで到達。見下ろしてもスゴい。
途中数ヵ所にベンチがあるので休憩もできます。
何とかかんとか462段登頂。
途中ベンチで休憩したり写真を撮りながらゆっくり登ったので思ったほどキツくはありませんでしたが、それでも登頂時はちょっと息切れてましたね。
地上に出た先の通路もまた味がある。
通路を渡り切るともう少し頑張れとエールを送られます。あと24段ですけど、ちょっとだけウンザリ…。
この先の階段12+12段を更に登ります。てかこの雰囲気。
24段を登って全486段完走(走ってない)。なかなかの達成感です。
さらに改札までは17m。これ急いでる時は大変だね。
改札のある構内通路。
通路の中ほどに改札がありますが、無人駅なので駅員はいません。たまに様子を見に来るようですが。
改札の隣にある「喫茶mogura」。しこたま階段を登って疲れたのでここで一旦休憩。
有人駅当時は駅務室だった部屋を喫茶店に改装して営業されています。
とにかく店内の雰囲気がイイ。当時使われていた設備なども一部残されています。
「オリジナルホットサンド」と「源流コーラ」を注文。スゴい美味しかった。
待合室側から見た喫茶店内。当時の切符売場窓口もそのままで、初めての来たのに懐かしさを感じます。
天井の高い待合室。山小屋をイメージしてるそうです。三角の窓が印象的。
谷川岳ロープウェイの最寄駅という事もあってこの日も数人の登山客の姿を見ました。
青空に映える三角屋根。
外にはまだちらほらと雪が残ってましたが、大した深さではありませんでした。
地元っぽい方達が今年は雪が少ないと話してました。
駅の周辺をしばし散策。
駅を出た右手にさっき渡った雰囲気のある直線通路の外観を見る事ができます。
湯檜曽川沿いの国道291号線を何となく歩いていくと…。
「土合踏切」にぶつかります。このまま山道を進んで行くと谷川岳ロープウェイの土合口駅に辿り着きます。
もうちょっと色々見てみたかったんですが、帰りの電車の時間もあるので駅に戻ります。
駅に戻ってきたので上りホームも見ていきます。
単式1面1線のシンプルなホーム。味わい深い。
いちいち景色がイイ。まあまあ山の上ですしね。
そろそろ電車が来る時間なのでまた下りホームに潜ります。行きは水上から来たので帰りは越後湯沢から帰ろうかと。あまり意味はありませんけど。
土合駅は切符券売機も無いので待合室にある発券機で「乗車駅証明書」を貰っておきます。これで車内か降車駅で清算します。
階段までの通路から外を覗くとグランピングの施設が見えます。形がカワイイ。
て事で今度は486段を降りて行きます。
下りはね。まあそんなに大変じゃ無いです。
て事で再び下りホームへ。ここから「越後湯沢駅」に向かいます。お土産を買いに寄るだけですが。
正午前に土合駅に着いて次の13時41分発長岡行きまでのあいだで滞在2時間弱ほど。電車の本数が少ないので事前にチェックはしていました。
当初は「トンネルと階段があってそれくらいだろうから2時間でももて余しちゃうかな?」とも思ってましたが、駅を見るだけなら2時間くらいでちょうどいいかも、知れません。
まあほぼほぼトンネルと階段はそうなんですが、その雰囲気に浸ったり、カフェでお茶したり、なんかのんびりした空気感で楽しかったです。たまの息抜き、ホント大事。