いっぱいkissしよう
「お誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
画面の向こうのあなたは濡れた髪をしていた。
「…お風呂入った?」
「いえ、これからです。ヒョンは?」
くすっと笑って
「見てのとおり。今上がったとこ」
「そうですか」
こんな風だから、僕たちはすぐに会話が途切れる。
「…ヒョン」
「何?」
「…逢いたいです」
「うん」
「抱きたいです」
ヒョンは何をか言葉を飲み込んで答えた。
「…早く帰っておいで」
その陶器のようにすべらかな頬に、涙がつたう。
僕たちに残された時間は…あと、どれくらい?
二度と逢えなくなる訳じゃ無い…だけど…。
だから、その前にいっぱいkissしよう…。
~fin~
