段文凝の著書サイン会 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・






2011年3月から、NHKの「テレビで中国語」に登場した中国人アナウンサー段文凝さんは、このところ日本での人気がますます高まっている。早稲田大学でジャーナリズムを学ぶ院生でもある彼女は、中国語学習番組に出演するだけでなく、日本のメディアで若い中国人女性としての考え方を発信している。これまでに、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、韓国KBS(テレビ局)などのメディアが彼女に対して取材を行っている。これらの取材で彼女は、時事的な評論などをするわけではないが、生活の中で見聞きした様々なことを語って、中国人は決して考えていたように遠い存在でもなく、コミュニケーションをするのが難しい人々ではないと、中国に関心を持つ日本人に感じさせている。

今年の7月23日、段文凝さんはPHP研究所から「日本が好き!」というエッセイを出版した。この本では、彼女の成長の過程と、見知らぬ異国に来てその生活になじむまでの様々な思いをつづっている。この本は発売されるとたちまち売り切れてしまい、買おうとする読者はオンライン購入するしかなかったとそうだ。8月22日、「日本が好き!」について、東京でトークイベントとサイン会が行われ、その様子がUSTREAMなどで中継された。イベント会場は収容力に制限があるが、参加希望者が非常に多かったので、主催者側は抽選をするしかなく、最終的に希望者の三分の一が入場することができた。


ある読者はこう語った。「私はあなたの番組を見たことがなく、書店をぶらついていて偶然この本を買いました。ところがこの本は私に思いがけない驚きと喜びを与えてくれ、中国の若者の考え方を理解することができました。あなたの本を読んだことで、私は日中両国の将来を信じることができるようになりました。」記者の取材に対して、段文凝さんは本を出版した動機について語った。「私は中国について書いた日本語の本をたくさん読みました。どれも日本に2~30年住んでいる先輩たちが書いたもので、彼らの世代の人々の当時の中国に対する記憶に満ちていました。でも現在の中国や、新しい世代の中国人の考え方は、すでに変化していると私は思います。私は自分の本を通じて、現代の中国と中国の若者についての新しい認識を得てほしいと思いました。機会があれば、この本を中国語に翻訳して、中国でも出版したいと思っています。」














PHP研究所/「日本が好き!」 http://www.php.co.jp/news/2012/07/duan.php