「魔砲少女」の新展開 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

奇想天外なストーリーを持つ日本のアニメ作品には、「魔法少女○○○」という名前のものが多い。それらのヒロインが、例外なく魔法を使える魔女たちだからである。魔法の杖を手に持った彼女たちは、雲を呼んだり、ウサギに変身したりして、とても可愛らしい。しかしこのタイプのアニメは内容が似たり寄ったりで、みんなが見飽きてしまったせいか、最近は減少傾向にある。


しかし一部の作品は人気がますます高まっており、アニメファンからは「魔砲少女」と呼ばれている。このヒロインたちは、外見は普通の魔女なのだが、しばしば魔法の杖でレーザー砲を発射するなど、まるで「機動戦士ガンダム」のようなのだ。シリーズ全体に、ロボットアニメに出てくるような戦闘や装備などの要素がたっぷり登場する。その作品は、「魔法少女リリカルなのは」である。2004年に初めて登場した「魔砲」という言葉は、ヒロインの白いコスチュームと共に、アニメファンの心の中で、他のものには替えがたいシンボルとなったのだ。


「魔法少女リリカルなのは」の映画版は、今年の1月に上映され、日本で素晴らしい興行成績を上げた後、8月には中国語版が台湾の各大手映画館で上映された。現在、新しいプロモーション活動が、アニメファンの聖地である秋葉原で展開され、「高町なのは」と「フェイト・テスタロッサ」の2人のヒロインをテーマとした各種関連製品が、8月から続々と登場している。映画のDVDとブルーレイディスクは、本日、11月26日の発売である。


関連製品には、ノート、携帯ストラップ、カップ、クッションなどがあるが、最も気になるのは、2セット、計7種の最新フィギュアである。そのうち1セットは5種類で、2人のキャラクターのちびキャラ3頭身フィギュアである。戦闘スタイルから普段のスタイルまで、どれも可愛くて一度購入したら手放せないだろう。もう一つのセットは2人のヒロインの1/6比率のフィギュアで、細部まで精密に作られている。


ついでに、2人のヒロインの声優についても一言。高町なのはの声は田村ゆかりが、フェイトの声は、紅白歌合戦に初めて出場した声優である水樹奈々が担当している。この2人はそれぞれ、日本の武道館でコンサートを行ったトップクラスの声優で(水樹が2人目、田村が3人目)、日本での人気は木村カエラなどのスターと同レベルである。

Photo by 松鼠

「魔法少女リリカルなのは」 http://www.nanoha.com/