いよいよ撮影が始まったドキュメンタリー制作。
今日は進捗確認ということで、各グループの撮影素材をチェックしました。
今回のメインになるインタビューを観たのですが……これが、かなり苦しい……
インタビュアーが「レポーター」になってしまっているものが多々あるのです。
インタビューの主役はあくまでも取材対象です。
インタビュアーは話を引き出す役であって、その姿は必要なく、問いかけも最小限でなければなりません。(編集段階でインタビュアーが質問しているところはカットしますから)
それがどうもインタビュアーの存在が強いのです。
話を聞くにしても「それって、○○○ということですよね?」と質問してしまう。
そう聞かれると取材対象は「そうですね」「はい」としか答えようがなく、肝心のお話が出てきません。
学生としてはインタビューをした達成感はあるのですが、インタビュー素材としては使えるところがごくわずかです。
練習の時に、インタビュアーは「相づちは声に出さずうなずくだけ」と指導したのに、相づちはおろか、対話になっていたり……
私はこの一因は、YouTubeの「○○さんに聞いてみた~」という一つの定型にある気がしています。
主人公が自分(作り手)なんですね。だから自分の存在が大きい。
場合によっては取材対象とイーブンになっていたり。
それ(YouTube)とこれ(ドキュメンタリー映像)とはそもそも別のものだという認識を強く持たせるべきだと、今日はすごく学びました。