結局「相続士」って何をしてくれる人?
目次相続士ってどんな資格?-「相続士」「相続診断士」など呼び方は様々-民間資格で独占業務はない-相続士の資格試験について相続士の業務は?-各専門家と連携を取ってくれる-相続に特化したアドバイザー-相続人に一番近い立場で相続を考えてくれる-相続があったら相続士に相談するべき?まとめ高齢化に伴って相続に関する相談やトラブルが増加している中、相続に特化した専門家の存在に対するニーズも増えています。そのような社会的な傾向の中「相続士」や「相続診断士」といった専門家の活躍が期待されています。今回は「相続士」と呼ばれる専門家について解説していきます。相続士ってどんな資格?「相続士」という資格は日常ではあまり馴染みの無い資格かもしれません。相続士がどのような資格かを解説していきます。「相続士」「相続診断士」など呼び方は様々実は「相続士」という呼び方だけではなく、「相続診断士」や「相続アドバイザー」「相続鑑定士」など様々な呼び方があります。実は、「相続士」はNPO法人相続士協会が実施している資格試験に合格した人で、「相続診断士」は相続診断協会が実施した資格試験に合格した人のことを言います。実施している機関が違うだけで、行っている業務などはほとんど変わりありません。民間資格で独占業務はない資格には国家資格と民間資格がありますが、相続士は民間資格となります。国が実施する国家資格とは違い、その資格を持っていなければその業務を行ってはいけないというものではありません。とはいえ、相続士としての権威を損なわないために一定の基準を設け、質の高いサービスの水準を保つため難しい試験が行われ、それに合格した人だけが相続士を名乗ることができるのです。相続士の資格試験費用について日本相続士協会が実施している相続士試験にかかる費用は以下の様になっています。NPO法人日本相続士協会のものとなりますが、他にも様々な団体が行っている試験もありますので、調べてみてください。 相続士初級資格 相続士資格 相続士上級資格 受験料 27,000円 32,400円 認定講習受講料 110,000円 登録料 6,000円 10,000円 なし 会費 600円/月 1,000円/月 1,500円/月 相続士の業務は?相続士は基本的に「依頼人と各専門家の橋渡し」として働いてくれます。ここでは相続士が具体的にどのようなことをしてくれるのかを解説していきます。各専門家と連携を取ってくれる相続が発生すると、書類に関することは行政書士へ、税金に関することは税理士へ、相手方との交渉は弁護士へ、といったようにあちこちの専門家に依頼しなければならない場面もあり得ます。普段の仕事や家事・育児などの日常生活をしながらこれらのタスクが入ってくるのはほとんどの人にとって負担となることでしょう。そこで、相続士に依頼することで各専門家への連携などを含め相続人に最も近いところで的確なアドバイスや橋渡しの役割をしてくれます。相続に特化したアドバイザー行政書士や税理士は、もちろん相続において大切な役割を担ってくれますが、相続に関するエキスパートではありません。もちろん担当者によっては相続に強い税理士などがいる場合もありますが、それを期待してイチかバチかに賭けるのはあまり得策とは言えません。相続における一連の流れを監督し、各専門家に適切に指示を出して依頼人の希望に沿ったアドバイスをしてくれるのが相続士の業務となります。相続人に一番近い立場で相続を考えてくれる相続人にはそれぞれの相続人の意思や、家族に対する細かい感情の機微など様々な要素が絡み合います。それを全専門家に説明して、それを汲み取った相続をしてもらおうと思ったらかなりの労力が伴うことでしょう。そこで、相続士に相続の方針や希望などを伝えておき、依頼人と同じ方向に向かって相続を進められるというのも相続士を間に挟むメリットのひとつです。相続があったら相続士に相談するべき?単純な相続であれば行政書士に相談するだけでも十分かもしれません。しかし、相続人の数や関係、遺産や協議の内容が複雑になればなるほど、素人の手には負えなくなり、どの専門家に依頼するべきかもわからなくなっていきます。そのようなときは自分で調べて悩んでいるよりも、相続士に相談してアドバイスを受けた方が圧倒的に円滑に物事が進みますし、その分普段の仕事に精を出したり家族や趣味の時間を確保する方が良いという考え方もできます。相続で損をしたくない、とにかく手続きが面倒で煩わしいという方は相続士に相談してみるのも良いのではないでしょうか。まとめ 「相続士」は民間資格で独占業務があるわけではない 「相続士」は相続に特化したアドバイザー 「相続士」は各専門家と連携を取ってベストな形で相続の手続きを進めてくれる相続士を活用することによって各専門家と連携がとりやすくなり、より希望に沿う形での相続を進めることができます。もしどの専門家に相談するのか迷っている場合は、様々な法律に関する専門家がいる中、相続に特化した専門家に頼ってみるのも良いかも知れません。