No.572『Here Come The Girls』【90年代以降の、美しき女神たち】 | 『アデュー・ロマンティーク』~恋とか、音楽とか、映画とか、アートとか、LIFEとか~

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僕が過去と現在、ロマンティークと感じた(これから感じることも)恋や音楽、映画、アートのいろいろなことを書いていきます。

 

                  Adieu Romantique No.572

                       『Here Come The Girls』

           【90年代以降の、美しき女神たち

              

 僕はと言えば。日頃から自身のブログで音楽やアートや写真、映画や本のことをやたら書き散らかしているけど。そういったもの以外にファッションにも興味がある。もっとも僕自身が着るための(或いは着てみたい)リアルなファッションではなくって。いや、もっと厳密に言うならファッションもそうだけど、それ以上にファッションを美しく魅せてくれる一流のファッション・モデルたちの美しさや個性、ランウェイやファッション写真における彼女たちのポージングや雰囲気、存在感、時にCoolに、時に自然体の笑顔で語りかけてくる彼女たちに、決して抗うことのできない特別な魅力を感じているうーん

 

僕のことを決して「ただの美女好き」と思わないで欲しい(いや、どう考えてもそうだろえー?僕の中で彼女たちは…変な物言いだけど、音楽や映画などと同じく、ひとつのカルチャーだし、ある意味、その時代を飾ったミューズであり、アイコンだと思っているから。

 

過去、長い歴史の中でファッションを際立たせ、見られること、晒されることを宿命づけられたファッション・モデルたち。

 

僕が想うファッションモデルとは、名だたるメゾンが集まるハイ・ファッションのランウェイをウォーキングするモデルたちのことであり、有名メゾンの広告やカタログに起用されるモデルたちのことであり、世界の有名なファッション雑誌、例えば『Vogue』『Elle』などの誌上で、有名写真家たちによって撮られ、世界中の人たちの眼に晒されるモデルたちのことであり、例えどのような服であっても完璧に着こなし、かつ同時に、自分たちの個性を表現することができるプロフェッショナルなモデルたちのことを指している。

 

そして今回は、そんな中でも。スーパー・モデルという存在が(或いは、価値が)生まれた1990年代以降に活躍したモデルたちの美しく魅力的なポートフォリオを、僕の趣味嗜好や主観を全開してセレクトしてみた。


別に意味なんてない。ただただ美しくて魅力的。それでいい。

 

音譜美しきファッション・モデルたちのために。音楽もファッショナブルに。ベルギーの音楽レーベル「クラムド・ディスク」【CRAMMED DISCS】から1982年にリリースされたエルミーネ【Hermine】のアルバム『The World On My Plates』から『Happy Holidays』を。ワンテンポずれてるようなリズムに乗った、お世辞にも上手いとは言えない歌が最高にアンニュイで、ファッショナブルに響いてくる。もちろんカヴァー・アートもとってもオ・シ・ャ・レラブ

ドキドキ今や懐かしいスーパー・モデル・ブームを代表したクリスティ・ターリントン【Chrirsty Tuelington】。当時はダントツで好きだった。何のかんの言っても、とにかく華がある。美人である以上に知的で個性的な魅力を持ったモデルだと思う(もちろん勝手なイメージだけど)。

 📷️男性の肉体美を撮ってきたハーブ・リッツによるマッチョなクリスティを。

 

 📷️エレン・フォン・ワースによる、大胆なのにエレガンスが溢れるシューティング。

📷️パメラ・ハンソンが撮った自然体のクリスティ。

 📷️スティーヴン・マイゼルが撮ったGirlyなフォト・セッション。左からリンダ・エヴァンジェリスタクリスティメーガン・ダグラス

📷️同じくリンダクリスティ

🎦クリスティ・ターリントンを通してファッション業界がリアルに描かれる、1995年のドキュメンタリー映画『Cat Walk』のオープニング・シーンを。


スーパー・モデルたちの内幕本『トップモデル~きれいな女の汚い商売~』(文春文庫)も。1995年に書かれた本なので現時点の状況とは違っているかも知れないけど、トップモデルたちの裏側がゴシップ的に覗ける数少ない本としてお薦めしておきたい(希少な本でも何でもないので、今でも安くで買えるはず)。因みに表紙にはリンダ・エヴァンジェリスタナオミ・キャンベル、そしてクリスティが。

ドキドキクリスティ・ターリントンの娘グレース・バーンズ【Grace Burns】もモデルとしてのキャリアをスタートさせている。これはHeaven by Marc Jacobsのシューティング。

 
ドキドキケイト・モス【Kate Moss】。才能溢れた写真家たちから熱烈なリスペクトを受けてきたスーパー・モデルの、まだデビューして間もない頃の写真を。とにかく彼女は写真家たちのクリエイションを喚起し続けてきた。そして僕自身は彼女の、とても自然体の表情に最も惹かれてしまう。
 

📷️1989年、まだ何も知らなかった15歳のケイト・モスと出会った女性写真家、コリーヌ・デイによるシューティング。

 


📷️ユルゲン・テラーが撮ったケイト。こんな自然な笑顔はなかなか撮れないよね。

 

ドキドキナタリア・ヴォディアノヴァ【Natalia Vodianova】は、典型的な美人ではないかも知れないけれど。その眼差しは強く、絶対的な個性を持っている。
 
📷️デザイナーとしてはもちろん、写真家としてもとても魅力的な作品を撮るエディ・スリマンによるナタリア。


ドキドキ一時は世界最高峰に位置するスーパー・モデルだった
カーリー・クロス【Karlie Kloss】アスリートのような肉体はしなやかで美しく、且つ、エレガンスも備えている。
 
📷️現在、最高峰のファッション写真家、ティム・ウォーカーが撮ったカーリーの写真。
 
 📷️これはエディ・スリマンが撮ったカーリー。
 
ドキドキジゼル・ブンチェン【Gisel Bundchen】。ブラジル出身。94年にプロのモデルになり、2010年代には最もRichなランキングで常にTopの座をキープした。まぁ、セレブリティな「貫禄の美」ということで。
 📷️ジーンズが世界で一番、似合う女性だったのかな。カッコいいよね。

ドキドキ『ゴッドファーザー』3部作や『地獄の黙示録』を撮ったフランシス・フォード・コッポラの血を継ぎ、『ヴァージン・スーサイド』(99)や『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)、『SOMEWHERE』(2010)など数々の名作を撮った映画作家、ソフィア・コッポラ【Sophia Coppora】。その彼女は一時期、モデルとしても活躍していた。その才能も含めて。個性的なのにGirlyな可愛さも持ち合わせた雰囲気は他のファッション・モデルとはちょっと違っていた。

 

 
 

ドキドキシャーロット・ケンプ・ミュール

【Charotte Kemp Mule】ファッション・モデルとして16歳という若さでHarper's BAZAAR の表紙を飾った後、2006年にショーン・レノン(言うまでもなくジョンとヨーコのひとり息子)と出会い、ショーンのパートナーに。その後、ショーンとのふたりのユニットThe Ghost Of A Saber Tooth Tigerのベーシストとしても活動している。

 
📷️ガーリーな雰囲気があるよね。

音譜ピチカート・ファイヴ『大人になりましょう』大人のふりして実は子供っぽい男の人を(自分を含めてね)、
ファッション・モデルのような野宮真貴優しく諫めてくれるような曲。こういう詞を書ける小西康陽は(才能は間違いなくあるけど)よほど屈折してるんだろうなと思ったりうーん。まぁ、とにかくスタイリッシュで素敵な曲


ドキドキ オーストラリア生まれのジェマ・ワード【Gemma Ward】2002年にミラノ・コレクションでデビュー。まるで人形みたいな雰囲気で日本でも人気が高かった。

 
 

ドキドキカメラを向けられるとすぐに変顔をする(多分、シャイなのだ)スーパー・モデルであり、女優でもある。カーラ・デルヴィーニュ【Cala Delevingne】趣味のギターやドラムを活かして、モデル仲間のスキ・ウォーターハウスや、先に紹介したミック・ジャガーの娘、ジョージア・メイ・ジャガーとバンドを結成している。
 
📷️2013年の、ファレル・ウィリアムスとのシューティングはデヴィッド・ベイリーによるもの。

 
ドキドキオランダ出身のドウツェン・クロース【Doutzen Kroes】。ゼロ年代以降から活躍したスーパー・モデル。ヴィクトリアズ・シークレットのモデルとして人気が高かった。
 
 
 
ドキドキバーバラ・パルヴィン【Barbara Palvin】。ハンガリー出身。特に日本人が好みそうな可愛らしい顔立ちが魅力かな、と思う。
 
 
 
ドキドキ知名度ではいまいちかも。だけどリアリティを感じさせてくれる魅力的なモデルだと思うコーラ・キーガン【Cora Keegan】。この魅力的な写真の撮影はアーロン・フィーヴァーによるもの。

 


ドキドキマリーナ・ラズウィック【Marina Laswick】はカナダ出身の、ナチュラル・ビューティーなモデル。どこにでもいそうな(でも、いないよなーもぐもぐ)、親近感が魅力。
 
 
 
ドキドキルビー・ペダーセン【Ruby Pedersen】。あまり知られていないモデルかも。だけど、この一連のシューティングがお気に入りだからUPした。
 
 
 
ドキドキステラ・マックスウェル【Stella Maxwell】はベルギー出身。まだ若いし、旬のモデルか、と。ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルとして活躍した。
 
 
ドキドキエスター・ヒーシュ【Esther Heesh】。ほとんど知られていないモデルだけど、僕の趣味嗜好でセレクトした。
 
 
ドキドキTess Hellfeuer。ただ美しいよね。
 
 
 
ドキドキブルーの瞳が魅力的過ぎるハンナ・ヴァーヒース【Hanna Verhees】
 
 
 
 
 
 
 
ドキドキまるで女優のような雰囲気を持つマルチニーク出身のフランスのモデル、シグリッド・アグレン【Sigrid Agren】ヴィクトリアズ・シークレットのモデルの中でも特別な「エンジェル」だった。
 
 
 
 
 
ドキドキアナイス・マリ【Anais Mali】。しなやかな肉体にセンシティブな感受性が宿っている。
 
 
ドキドキプエルトリコ出身のジョアン・スモールズ【Joan Smalls】もまた、しなやかであり、知性を感じさせてくれるモデルである。
 
 
 
音譜ファッショナブルな音楽をもう1曲。ネオ・アコースティックの起源。スカスカなリズムに乗って。アリソン・スタットンの朴訥とした歌がシンプルに心の隙間に響いてくる。ヤング・マーブル・ジャイアンツ【Young Marble Giants】のアルバム『コロッサル・ユース』【Colossal Youth】から『Searching For Mr.Right』


ドキドキエミリー・ラタコウスキー【emily ratajkowski】。反抗的な表情と、湧き立つようなエロティシズムが魅力だと思う。
 
 
 
ドキドキオランダ出身のモデル、ローレン・デ・グラァフ
【Lauren de Graaf】は、2015年に「Prada」のショーで華々しくデビュー。少し不安げな幼い表情が魅力、かと。
 
 
ドキドキフランスの若きファッション・モデル、ティラーヌ・ブロンドー【Thylane Blondeau】
 


ドキドキ現在、世界で最も美しいと言われているイスラエル出身のファッション・モデル、ヤエル・シェルビア【Yael Shelbia】で美しく締め括ろう。

 
 


ふぅ~ぶー。ため息しか出ないや。

 

 
それじゃぁ、また。
アデュー・ロマンティークニコ