Romantique No.566 『クリスマスで賑わう街を歩くときには』。 | 『アデュー・ロマンティーク』~恋とか、音楽とか、映画とか、アートとか、LIFEとか~

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僕が過去と現在、ロマンティークと感じた(これから感じることも)恋や音楽、映画、アートのいろいろなことを書いていきます。

 

 

 

                    Adieu  Romantique No.566

       『🎄クリスマスで賑わう街を歩くときには

 

Christmasが近づいてきて街はやたらと忙しそうだし、賑やかになってきているような気がする。そんな街の空気を呼吸しながら特に目的もなく街の中を歩くのは🚶‍♂️🚶‍♂️🚶‍♂️結構、好きかも🤗(もちろん、雑踏は避けるけどね)。そう。そんなときには音楽もいっしょに。ウォークマンに(外で音楽を聴くときは僕はいまだにウォークマンなのだ)入っている音楽から適当にセレクトして。それが必ずしもクリスマス・ソングだとは限らないとしても(音楽が心地よく聴こえてきたり、たまに少し違和感を感じたりしながら)

 

🎄僕のイメージだけど。『クリスマスで賑わう街の風景はこんな感じかな。ソール・ライター【Saul Leiter】がニューヨークを撮ったいくつかの写真を。空気感までが伝わってくるようなリアルな写真なのに、そこには詩情が溢れていて、とてもロマンティークな世界が。

 
 
 
 
 
音譜クリスマスで賑わう街には、こんな曲が流れてくるといいな。スティーヴン・ビショップ【Stephen Bishop】のアルバム『BISH』から『Losing Myself In You』を。

 

音譜スティーヴン・ビショップの名曲『On And On 』
ケニー・ランキン【Kenny Rankin】がカヴァー。彼の歌声はどこまでも優しくって温かい。

 

🎄もっとイメージを膨らませて。街角にこんなクリスマス・ツリーが飾られていたら素敵だよね。

🎄こんな絵を想い描いても素敵かも知れない。

 ※ツリーも絵もポップ・シュルレアリスムの元祖であるマーク・ライデン【Mark Ryden】の作品。 

 

🎄カナダ生まれのポップ・エロティシズムなアーティスト、レイ・シーザー【Ray Caesar】の作品。不思議だし可愛いし、エロティックだし、ロマンティークだしね。

 

音譜ブラジルのビートルズと呼ばれたロス・エルマーノス【Los Hermanos】の中心メンバーだったマルセル・カメーロ【Marcelo Camelo】のアルバム『Toque Dela』から『A Noite』。この緩さは格別だな。

 

 

音譜少し華やかな曲をチャーチズ【Chvrches】の『Clearest Blue』。表現力豊かなローレン・メイベリーのヴォーカルがとても魅力的。

 

音譜ノルウェーの女性音楽家でSSWでもあるSilje Nesのアルバム『Ames Room』からタイトル曲を。とても不思議な、だけどとても可愛らしいささやかな音楽。カヴァー・アートも素敵だよね。

 

 

 

🎄昔の日本の「かわいくないかわいい」や中国の「ダサいかわいい」をミクスチャーして独自の「キッチュ&レトロかわいい」を生み出したイギリスの人気女性アーティスト、フィオナ・ヒューイット【Fiona Hewitt】のクリスマスっぽい(のかな?)イラストレーションも。

 
 
 
🎄クリスマスも冬も関係なさそうだけど。思わず「チャオ バンビーナ!」【Ciao Banbina ! 】(何でイタリア語なん?)って叫びたくなるほどの可愛らしさ(乙女かっおーっ!)。こんなマットでうたた寝してるとどんな夢を見れるんだろうか、と。
 

音譜ヨルグ・フォラートのエレクトロニカ・ソロ・ユニット、ヴンダー【Wunder】の1998年にリリースされた傑作アルバムから。とても不思議な、まるで夢心地のような曲『Look Out For Yourself』

 

 

音譜Summer in Winter な感じで。ブルース・ギタリスト、マイク・クーパー【Mike Cooper】による、まるでハワイアンのような揺らぎの音楽『Kokoe Nalu』
 

 

音譜カナダ・トロント出身のクリス・A.カミングスによるユニット、マーカー・スターリング【Marker Starling】『Perfect Day』
 

 

音譜アメリカのインディ・ポップ・バンド、The Waltersの2014年リリースのアルバム『Songs For Dads』から『I Love You So』

 

音譜ジョン・アンドリューズ&ザ・ヨーンズ【John Andrews & The Yawns】の2021年にリリースされた、ソフト&ドリーミーな傑作アルバム『COOK BOOK』から『New California Blue』

音譜レイチェル&ヴィルレイ【Rachael & Vilray】の、ノスタルジックでぽかぽか温かい曲『Do Friends Fall In Love?』を。

 


音譜セイント・ヴィンセント【St.Vincent】『Actor Out Of Work』『The Strengers』の弾き語りを。彼女の才能は完成された作品からももちろん感じることができるけれど、シンプルなアコースティック弾き語りにも顕著に現れている。可愛いし、カッコいいし、アーティスティックだし。やっぱりその才能は普通じゃなかった。

 

音譜1980年にベルギーのインディー・レーベル「クレプスキュール」【Les Disques Du Crepuscule】からリリースされたレーベルのコンピレーション・アルバム『Ghosts Of Christmas Past』からフレンチ・インプレッショニスツ【The French Impressionists】の曲『Santa Baby』を。

 

 

🎄サンタクロースの故郷フィンランドでは。トーベ・ヤンソン【Tove Marika Jansson】が描いたムーミン谷にもクリスマスが近づいてきて賑やかに。

 

 
 
音譜クレオ・ソル【Cleo Sol】の、2021年リリースのアルバム『Mother』から『Promise』を。そのアルバム・タイトル通り、愛があって、温かくて優しい。

音譜2017年にリリースされたサラミ・ローズ・ジョー・ルイス【Salami Rose Joe Louis】スペース・ジャズ・エレクトロニカアルバム『Zlaty Sauce Nephew』から『Not That Lovely』を。不安定なサウンドに導かれる、星のような、夢のような、愛のような音楽。

 

 

最後は。所謂、カンタベリー派に括られる、プログレッシヴ・ロックのバンド、マッチング・モウル【Matching Mole】の名曲『O Caroline』。バンドのメンバーはロバート・ワイアットフィル・ミラーデヴィッド・シンクレアビル・マコーミック。好きな人しか聴かない音楽かも、だけど。とにかく曲がいいし、何よりロバート・ワイアットの「ささやかな祈り」のようなボーカルが、心の、とても深い部分にまで染み入ってくる。

 

 

『クリスマスで賑わう街を歩くときに聴きたい音楽と言いながら。少し前に書いたブログ『個性派紅白歌合戦』に挙げたスローガン「肩の力を抜いてzzz年の瀬を海外編のようになっているような気がするな。

 

まぁ、いずれにしても。クリスマスまであと僅か。僕の場合、特に何の予定もないくせに何故だかワクワクしてしまう、そんな気持ちって何なんだろうかと思いつつ

 

 

それでは、今夜はいい夢を。

アデュー・ロマンティークニコ