こんにちは。僕のブログ【アデュー・ロマンティーク】へようこそ。
随分前にアンディ・ウォーホルについての記事を書いたことがあって。僕にとってウォーホルは、いい意味でも、悪い意味でもアイドルだし、僕の中では現在進行形で常に気になる存在なのである。そういうことで、今回はウォーホルが世界に広めた(ことになっている)ポップ・アートのこと、語ります。
まず、ポップ・アートとは?ということだけど、1950年代にウォーホルがまだ世の中に出ていない頃(デパートの仕事でパンプスや天使のイラストを描いていた頃)、すでにポップ・アートへと繋がる動きが始まっていた。それはジャスパー・ジョーンズとロバート・ラウシェンバーグという2人のアーティストの作品から始まる動き。さらに遡ると、ポップ・アートは実は1910年代に起こったDADA(ism)の精神性を受け継いでいて、事実、ジャスパー・ジョーンズやラウシェンバーグは「ネオ・ダダ」と呼ばれた。芸術史的には、ほとんど自滅したかのようなDADAの後を継いだのはシュルレアリスムであったが、異なる流れの中でDADAの誕生から40年後のニューヨークからDADAは再び動き始め、ニューヨークとロンドンを中心としたイギリスからDADAの精神性を受け継いだポップ・アートが誕生したのであった。
DADAは意味を持たない、或いは、とても性急で過激な芸術運動であったが、1950年代の中盤には大量消費社会やTVを中心とした新しいメディアの時代が到来し、そういった時代の動きを背景にしてDADAに新しい意味を与えて再構築したものが、ネオダダであり、ポップ・アートだったのでは、と考えている。
それでは。明確な定義や思想を持たないポップ・アートを分かり易くするために、いくつかのキーワードを並べてみよう。例えば「都市」、「大量生産」と「大量消費」、「カラフル」、「アメリカンコミック」、「ヒーロー」、「SEXY」、「儚さ」、「退屈」、「記号化」、「死」などなど。そう。ポップ・アートは、ジャスパー・ジョーンズやラウシェンバーグらがDADAの精神と芸術的な思考を受け継ぎながら、間もなくして、そのようなキーワードのもと、ウォーホルとロイ・リキテンスタインによって意味のないアートに意味を与えられることになるのであった。
但し。ポップ・アートはグループ的な、組織での動きではないため、恐らくはポップアート自体の解釈も、作品の表現も、それぞれのアーティストで異なっていたのではないかと思う。
とりあえず。ポップ・アートを大きく俯瞰するために。さまざまなポップ・アートのアーティストとその作品を紹介していく。
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今回、『Around The POP-ART World』なんていう強気のタイトルを付けた割には、メインのアーティストである、ウォーホルやロイ・リキテンスタイン。ジェームズ・ローゼンクウェスト、トム・ウェッセルマン、
デヴィッド・ホックニーもエドゥアルド・パオロッツィ、アレン・ジョーンズの作品も紹介できていない(ウォーホルとホックニーは僕の過去ブログで紹介している)。でも、それでいいのだ。こんな複雑かつ壮大なポップ・アートの、ワールドのすべてをこの1回のブログ記事だけで語ろうなんて、もともと無理な話なのだから。今回はDADAとポップ・アートとの関係性を少しと、ポップ・アートについては脇道から攻めてみた、というところだ。
個人的には。ポップ・アートは現在においても、ますます重要な芸術思考になっていくと思っているので、改めて、違う切り口から特集したいと考えている。
それでは。アデュー・ロマンティーク
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![ニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/051.png)
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190320/15/texascuba69/0b/62/j/o0480048014375611228.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190320/15/texascuba69/8b/55/j/o0480048014375611233.jpg?caw=800)
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