如水激怒☆ | げむおた街道をゆく

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安田作兵衛は、明智光秀に使えた勇士であった。

京都本能寺にて、障子越しに信長に槍を付けたと言われている。
後に姓名を改め、天野源右衛門と号した。

彼が上方に浪人していた時、黒田長政はこれを召し使おうと思い、

彼を呼び下して一万石を与えて召し抱えたいという希望を、

父如水に相談した。

これを聞いた如水は激怒して、
「我が家には源右衛門に勝る勇士がいくらでも多く居る!

もし源右衛門を一万石で召し抱えれば、
我が家臣のうちにこれを恨みに思うものが多く出るであろう!」
と、甚だしく諌めたため、この事は中止となった。

その頃、唐津の寺沢志摩守(広高)が、

名のある武士を求めて居ることが聞こえてきたので、

長政の勧めで寺沢のもとに遣わされた天野は、

唐津において召し抱えられたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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