黒田如水が、一見何でもない様な事に聞こえるが、
実は心残る教訓を話していたなかで、こんな事を申された。
「たわけであっても主人の役に立つ、たわけと言うのがあるもんだ。
こういうのは、たわけだと知っていても、つい可愛がっちゃうんだなあ。
一方で優れて利口なのに、主人の役には立たない利口なんてのもあってな、
これは利口者と解っていても、
取り扱いが本当にやりにくいんだよ。」
つかえるたわけ、つかえぬ利口、と言うお話。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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