天性吝嗇の人☆ | げむおた街道をゆく

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織田信長は、天性吝嗇の人であった。

相撲を興行を行い3番立て続けに勝った者に、焼き栗一つを、
褒美として与えるような人なのである。
 

後に配下の大名を多く斃しその家を滅ぼしたのは、

我が子、または近習の出頭人に知行を与えるためであった。

羽柴秀吉は、この事を能く理解していて、信長に、

「私には子が有りません。

そこで信長様の四男である於次様を我が子にいたしたいと思っています。
どうか私に下されますように。

近江長浜十万石を於次様にお譲りいたします。」

信長はこれを大いに喜んだが、

「それではその方はどうするのだ?」

と尋ねた。
 

秀吉はこれに、
「御朱印を頂けましたら、西国の2,3カ国は、2ヶ月3ヶ月のうちに、

討ち取ってご覧に入れましょう。」
と答えた。

 

そういう事ならと信長は朱印を出し、

竹中半兵衛という名将を副えて播磨の方へと出陣させた。

この頃、秀吉には手勢少なく、加藤左馬助(嘉明)などもこの時従ったそうだ。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 第六天魔王・織田信長、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!