天下より大切なもの☆ | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

信長がある時、近習達を前に、

「わしには天下にも変えがたい大切なものがある。
これが何か当ててみよ。」
と言い出した。

信長の宝物と言えば、

それこそきら星の如くありとあらゆるものがある。
あるいは高名な茶器か、あるいは名馬か、

あるいは白鷹かと上げていったが、
どれも違うと信長は言う。

「馬や鷹ではないが生き物だ。もう一度良く考えてみよ。」

するとそれまで黙っていた小姓の森蘭丸が、

ついと進み出て、答えた。

「もしかして、私でしょうか?」

信長は、蘭丸に向かってニコリと微笑んだ。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 第六天魔王・織田信長、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!