天罰を蒙った者☆ | げむおた街道をゆく

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本能寺の変の時、織田信長の腹を槍で突いた、

安田作兵衛こと天野源右衛門は、
その後、首に怪しい腫物ができた。

これがなかなか癒えず、ついには瘤が生じた。

天野は怒って琴の糸を使って瘤をきつく縛り、

糸を竹縁につないで脚を張って瘤を引きぬいた。
ところが、幾ばくもなくまたもや瘤が生じた。

いよいよ憤った天野は、

刀を抜いて自ら首を刎ねてしまった。

また本能寺の変で半弓を使い、

信長に矢を当てた光秀の小臣川上某という者がいた。
その六日目に川上は喪心して死んだ。

川上は、

「鶴が来て額を刺す…。痛み甚し、痛み甚し…。」

と、うわごとを言っていたという。

ああ、これもすべて天網は漏らさずというように、

天罰を蒙った者ということなのか。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 第六天魔王・織田信長、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!