信を堅く守る人物☆ | げむおた街道をゆく

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織田信長公ご自身は、金石をも欺くほど、信を堅く守る人物であった。
 

しかしそれ故に、人の非を以ての外に悪まれた。

そして臣の職分に違う事があれば、
殊に記憶し忘れること無く、一旦はそれを宥しても、

腹の中に籠め、多くの年月を経て
何人かは流罪に処せられた。

一善を賞する時は衆も善を励み、一悪を罰する時は衆は自らの悪を恐れる。

況やその類悪であればなおさらである。

 

これを以て惟任日向守(明智光秀)は、己がこれまでした事を顧みて、
非義が累積していると感じた。

 

しかし、

「それを弁解した所で宥してはもらえないだろう、

今はそのような色が見えなくても、今後必ず戒められるだろう。」

そう思い究め、却って逆寄せして弑したのだ。

自分は忠を尽くしても、人が己に忠を尽くすことを欲するべきではない、

という言葉があるが、これが至当であろう。

上下共に旧怨というものは、義を優先して捨てるべきなのだ。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 第六天魔王・織田信長、目次

 

 

 

 

 

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