徳川の援軍☆ | げむおた街道をゆく

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永禄11年(1568)、信長の上洛戦の時のこと。
 

近江箕作城を攻略した織田軍は、ついに京の有る山城に入る。

そこで織田軍は略奪を始めた。

この時、織田信包の部隊の者の一人と、

三河の家康より援軍として派遣された部隊の者の一人が、
古烏帽子の一つをめぐって争いとなり、

信包の手のものを三河の者がしたたかに殴りつけた。
 

そこで双方に加勢が付き大喧嘩となり、

信包方には尾張・美濃の者たちが一つになって味方し、
徳川の援軍部隊の大将である松平信一の陣所に押しかけた。

しかし三河の者たちも弓、鉄砲、槍を持って待ち構え、

美濃尾張勢に立ち向かったので、
彼らはなかなか近くに寄せることも出来ず、困り果て、

ついに信長に力を貸してもらおうと報告をした。

信長これを聞くと、
「愚か者どもめ!

わざわざ家康に頼んで出してもらった援軍を、

自分で殺す馬鹿が、どこの世界にいるものか!!」

と、激怒したそうである。
このため松平陣に押しかけていた勢も、散り散りになったのだとか。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 第六天魔王・織田信長、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!