あの温厚な織田信長さん、
茶を飲んでる時にで茶坊主にキレました。(原因不明)
まあ、信長さんがキレるのは逸話などでは良くある事なのですが、
当然茶坊主は必死です。
茶坊主は恐れて逃げます。
でも信長さん、刀を抜いて追っかけてきます。
でも、所詮狭い室内のこと、やっぱり簡単に追い詰められました。
で、追い詰められた茶坊主はどうしたかというと、
棚の中に隠れたわけですね。
「これなら棚が邪魔で斬られんだろう。」
とでも思ったのでしょうか。
まあ必死だったのでしょう。
で、信長は、棚にジャストフィットしている茶坊主を見つけるわけです。
このまま斬るには棚の上板が邪魔です。
かといって棚ごと斬るわけにもいきません。
でも、普通ならわざわざ斬らなくても突き殺せばいいし、
どうしても斬りたいなら棚から引きづり出せばいい。
しかし、そこは信長さん。どうしたかというと、
刀を棚の上板と茶坊主の間に差し込んで、
そのまま茶坊主を真っ二つに圧し斬ったんです。
振りかぶらずに押し切るなんて斬り方、よっぽど切味が良くなければできません。
っていうか、そもそもなんでそんな殺し方をするのかわかりません。
「よく斬れる刀だ。圧し切り長谷部と名づけよう。」
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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