織田信長が、幼い時のこと。
信長が庭で遊んでいると、小さな蛇が現れた。
信長はその首を掴んで侍臣に向かい、
「このような蛇は勇ましいだろうか?」
と尋ねた。
これに側近は、
「これは小さな蛇です。これでどうして勇敢と言えましょうか。」
と答えた。
すると信長は、
「蛇は小さくとも必ず毒があるのだ。
お前は蛇を小さいからと侮るが、
主人である我を幼いからという理由で、
同じように侮るのか?」
と、言った。
これには侍者も、懾服した。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
こちらもよろしく

ごきげんよう!