文禄2(1593)年12月、奉行の浅野長吉と木下吉隆が秀吉の意向を受けて、
在陣武将たちに虎狩りを命じた文書が残っている。
秀吉様の御養生のために、虎を捕獲して塩漬けにして送れ。
必要なのは頭と肉と腸で、皮は自由にしていい。
この文書を読むと、当時、虎は不老長寿の薬として重用されており、
朝鮮での虎狩りは秀吉の滋養強壮の薬を調達するために行われていたようだ。
秀吉が文禄3年4月12日付で加藤清正に宛てた朱印状では、
清正が秀吉の命令に従って実際に虎を狩って、
秀吉に送っていたことがわかる。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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