奥州仕置を終えた豊臣秀吉。
奥羽のうち、旧主改易となった地の検地に着手した。
現地の人々には不安と不満が生じ、どうにも剣呑な空気となったらしい。
案じた秀吉は、奉行の浅野長政達に命令を出した。
「奥羽の国人・百姓には、よくよくわしの意を説いて、納得させるんだよ。
もしそれでも従わずに抵抗したりしたら…。
城持ちなら、その城に追い込んで、中にいるやつは皆殺しにするんだよ。
百姓だったら、一郷でも二郷でも、丸ごと撫で斬りにするように。
それでたとえ、土地が荒れ野原になったって構いやしないよ。
とにかく、山の奥や漕ぎ出せるだけの海、
すべてくまなく追求してください。」
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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