鶴と世話係☆ | げむおた街道をゆく

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秀吉が、天下統一したしばらく後のこと。
 

秀吉が大事にしていた鶴が、
世話係の不注意で逃げてしまった。

世話係がおそるおそる報告すると、
最初は顔色を変え、しばらくは無言の秀吉だったが、
やがて静かに問いかけた。

秀吉、「あの鶴は唐(から)まで逃げたか?」
世話係、「いえ…いくら何でもそこまでは…。」
秀吉、「なら良い、日の本の中ならどこでも俺の領地だ。

領地の中にいるのなら、お前は逃がしたわけではない。」

そういって秀吉は世話係を咎めなかったという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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