秀吉が太閤と呼ばれた頃の事。
秀吉が風呂に入っていると、蜂屋伯耆守がやってきて、
お背中を流しましょうと言う。
それではと秀吉、やらせてみると、蜂屋、こう節をつけながら、
リズミカルに背中をこすり始めた。
「知行くれい~、 知行くれい~。」
そんな感じで背中を流してもらった秀吉、
蜂屋に向って、「今度はわしがお前の背中を流してやろう。」
そんな、殿下に、勿体無い、と断るも、無理やり服を脱がせて、
同じように節をつけながら背中をこすり始める秀吉。
「奉公せい!奉公せい!奉公せい!」
蜂屋伯耆守、すっかり恐縮したそうな。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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