朱傘☆ 織田信長は、中国攻のとき、羽柴秀吉を大将として行かせた。 朱傘を与えてこう言った。 「陣中にこれをささせて我がように武威を張ること、 この傘の開くようにしろ。」 秀吉はかしこまって退去し、直ちにその傘をささせて出て行った。 信長は櫓上から望み見て、 「彼に陣中で武威を示せと命じたが、 早くもここから人目を輝かせた。」 と喜び賞したという。 『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 こちらもよろしく → 太閤記・異聞、目次 ごきげんよう!