秀頼が怯えたことを☆ | げむおた街道をゆく

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豊臣秀頼が、初めて城の外に出た時、

河口で牛を見て、これを大いに恐れ怖がったという。

それから間もなく、徳川家康の御前でこの話が出た。
話題が話題だけに、おそらくは若年とは言え武士として如何なものかと、

幾分の嘲笑や侮蔑が混じっていただろう。
 

が、家康の反応は意外なものだった。

「どんなものでも見たことの無いものを始めて見れば、

驚くものだろ?
秀頼公が牛を見て驚いたと言うが、

それは当然のことだ。
わしだって、もし初めて見たら、

牛なんてものは、特に恐ろしいと感じるだろう。」

初めて見た牛を恐れるのは、恥でも問題でもない、

としたのだ。

家臣が秀頼を侮ることをたしなめたか、

あるいは家康らしい合理主義で語っただけか、
家康、秀頼の恐怖を当然とする、と言うお話。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

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