兜は念入りに☆ | げむおた街道をゆく

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家康公が、在る時、このように仰せに成った。
 

「小身の武士が、装備する具足を作らせる時、

胴や籠手などは粗末に作ってもよいが、

兜は念入りにすべきだ。
何故ならば、討ち死にを遂げた時、

兜は頸と一緒に、敵に渡るものであり、

つまり死後の為のものでもあるからだ。」

これについて、上田宗固は、このように語った。
 

「武士は討死を遂げ、

首になった時のことを常に心がけておくべきでしょう。

であるので、月代などが後ろに下がっていると、

詫言をしているような顔になり見苦しいので、若き衆は必ず、
後高に剃るべきです。

明日は必ず合戦があると知れた前日は、

頸を綺麗にしておく心得が第一です。」

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!