戦場で何を落としたとしても☆ | げむおた街道をゆく

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徳川家康が、こんな事を言ったことがある。

「昔から戦場において、指物や、その他、

何であっても落とす事を『比興』だといって、批判することがあるが、

それは不詮議の至りというものだ。
 

戦場で何を落としたとしても、

武功を示せば、それは許されてしかるべきである。

例えば敵の頚を取るという時、落とすのが嫌だと槍を脇に抱える、

などというのは、かえって分別の無い話ではないか。」

物に気が入って、本来の仕事を果たせないのでは、本末転倒である、

と言う事だろう。

一方で、家康の言うように戦国期の記録などには、

指物や武具などを落とし敵に奪われることを、
必要以上に恥辱視する考えなども見え、

主君としては、こういうことを言って、

本来の目的が、歪むことを防ぐ必要があったのだろう。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!