賄賂の取り方☆ | げむおた街道をゆく

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徳川家康は、甲斐を手に入れると、

奉行として平岩親吉らを派遣した。

家康、「甲斐の者から付け届けなどあろうが、適当に受け取っておけ。」
 

親吉、「これはしたり。賄賂を取ると見られ、侮られてしまいませぬか?」

家康、

「程度の問題じゃよ。金品を取って便宜を図るのは問題外だが、

全く取らぬというのも、
「あの奉行は、話の分からんヤツだ。」 

となって、民は親しまず、沙汰にも従わぬようになる。
そもそも『沙汰』という言葉自体、

川の『沙(すな)』を『(淘)汰』して砂金を採るところから来た、
訴えを聞き分け、裁断するという意味の言葉じゃ。
みずからドップリ川に浸かり、

泥にまみれて沙と小石を選り分けねば、砂金は採れぬよ。」

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!