家康の人材登用☆ | げむおた街道をゆく

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ある日、家康の家臣たちの間で、

どういうタイプの家来が、家康の好みかについて議論があった。

ご存知のとおり、家康の相談役には、さまざまなタイプがおり、

ウィリアム・アダムスやヤン・ヨーステンのような外国人、
天海や金地院崇伝のような僧侶、林羅山のような学者、
茶屋四郎次郎のような商人をおくとしても、
武士についてもタイプがばらばらだったからである。

そこで、ある人は、
「やはり作佐のような朴訥のタイプが好みではないか。」

というが、
 

別の人は、
「いやいや、成瀬隼人をみると、冗談が好きなのではないか。」

といい、
 

またある人が、
「安藤正次のような無口なタイプこそお気に入りのはずだ。」

というと、
「酒飲みで大言を吐く中井大和のようなタイプが好みだろう。」

という人もいた。

実は、家康が、なにより大事に思っていたのは誠実さであり、
「誠実であれば、失敗があっても許してやれ。」

というのが身上だったのだが、
上の話を見る限り、

理解していなかった家臣も多かったようである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!