家臣の諫言☆ | げむおた街道をゆく

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家康が、浜松城にいたころの話。
 

家臣の一人が、
「常々思っていたことを、お諌めしたいと思い、書き連ねました。」
と言って、家康に書を渡した。

 

これを読んだ家康は大変喜んで、

家康、

「その志、感心である。

これからも諌めたいと思ったら、遠慮なく申すがよい。」
と言って、その者を下がらせた。

 

すると、近くにいた本多正信が、
「私もその諫言を見ましたが、取るに足らないことしか書かれておりません。
殿が気にするようなことではないのではありませんか?」

と言ったところ、家康は次のように述べた。
「それは違うぞ正信。

過ちとは自分の知らぬ間に生じるものだ。
私のような国主には諌める者が少なく、

媚びへつらう者ばかりで過ちを正してはくれない。
用いるかはともかく、私はあ奴の忠心が嬉しいのだ。」

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!