馬上酒☆ | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

お供の衆との旅程も時間が経つと、

家康は扇拍子で小歌を唄い、酒があれば取り出して盃は用いず、
馬の柄杓で飲むか、小竹筒の口からそのまま飲んだ。


そのうち一人で飲むのが寂しくなるのか、上戸を探すのだが、

自分のいる位置の先か後ろか、どちらにいるか分からないので、

片手綱で早駆し、もう片手には小竹筒を持って先に行けば見当たらず、

後ろかと思って列の半分ほどまで走ると、

「馬上酒を飲ませてやるぞ。」

と尋ね回った。


成瀬正成は上戸だったので、度々だったという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!