駿府城の泉水工事☆ | げむおた街道をゆく

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ある時、徳川家康は阿倍川の水を、駿府城の泉水に引くことにした。
奉行が測量した結果は、寺の敷地を通すというものだった。
 

すると家康は、

「寺を潰してまでやらなくてもよい。」

と言いだした。
 

奉行は、

「しかし、ここはよい水路に入っているのです。

寺は適当な場所に移動させればよろしいのでは。」

と言ったのだが、

 

家康は、
「そういうことは場合によるのだ。泉水に水を引くのは、

わしの慰みにすぎない。

いわば私事である。

わし一人の楽しみで古来よりあった寺を動かしていいものか。

敷地を通さなければ文句はない。
それが無理なら泉水はなくてもよい。」

と言ったという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!