道明寺の戦いと、八尾・若江の戦いに勝利し、
進撃を続けた徳川軍は、
平野と呼ばれるあたりで休息をとることになった。
家康本陣も前進し、このあたりで食事をすることにした。
陣のすぐそばに地蔵堂があったため、
ここで飯を作ろうとかまどの火を焚いた。
すると、
地蔵堂が木っ端微塵に吹き飛んだ。
実は、このあたりで家康が食事をすることを予測していた真田信繁が、
退却時に地蔵堂のかまどに地雷を仕掛けておいたのだ。
爆発に巻き込まれたと思われた家康だったが、
たまたま厠に立っていたため難を逃れた。
この時、吹き飛んだとされている地蔵の首が、
今も近くの寺に残されている。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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